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2006年2月26日 (日)

ジェラート

どこを見ても静香静香のオンパレード。いまや世界の荒川静香となって光り輝いているが、なんとその礎となる原石は仙台で磨かれたのだ。我が街仙台も当分は荒川静香フィーバーで賑わうことだろう。Dc092823_5
便乗して書かせてもらえば、ボクの愚妻が荒川静香選手と幼稚園を
同じくし愚息が同じ高校。わが身も少しこじつけていうならば、昔その幼稚園を取材で訪ねたことがあったな、なんてなんともチープなことで話に入り込んでしまってるおぞまじさ。
それにしても不思議な因縁を感じるのがいまボクが住んでいるエリア。ここ近年では福原愛、宮里藍、ダルビッシュ有そして金メダリストの荒川静香がうちの近状を行き来していたのだ。これを機に「ゴールデンZONE」とでも名づけようかと思いたくなる。
荒川選手のアイスクリーム好きは有名。演技の中で「ワン・アイスクリーム、ツゥ・アイスクリーム、スリー・アイスクリーム」と呟くシーンがある(本人曰く)。それが丁度3秒というカウントらしい。それほどアイスクリームが頭から離れられないらしい。
イタリアはジェラートの国。かの有名な『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンがスペイン広場でジェラートを食べるシーンがある。リンクで舞う今回の荒川静香選手は名画のそのシーンよりもっともっと美しくみえた。
仙台の誇り荒川静香選手に「スペイン広場」を捧ぐ。

絵・「スペイン広場(イタリア)」。

2006年2月23日 (木)

日本語大辞典

拙宅の踊り場に観葉植物を2鉢置いてある。その枝がこの温かさで急激に緑を増してきた。
階段を上り下りするたび透き通ったその若葉に目を奪われる。生まれたてのあかちゃんをみるような初々しさだ。
「嬰児」と書いて「みどりご」と読むそうだ。赤ん坊の意味である。ほーっと頷いた。色にまつわる話が出たので、絵を描いているものとして少し奥を覗いてみたくなる。緑は古代語でガーラ(ghra)といってグリーンの語源ということを知った。
意味が「成長する」、今度は目を大きくしてへーっと唸ってしまった。つまり命の源、魂が宿っているのだ。Dc092834
余談になるが、ずーっと昔単身で盛岡中央郵便局に駐在として赴任したことがある。局長、課長代理の昇格祝いとして自分に自分でプレゼントをした。その代物というのが講談社の『日本語大辞典』である。
だれかさんのようにそれを全部覚えこもうとしたわけではない。大きな机の上があまりにも殺風景だったので、見栄をはって置いてみただけの話である。
ただその辞典が好きだったことは、国旗や色名辞典が色鮮やかに載っていたからだ。それを眺めているのが愉しかった。
特に色名辞典は心が洗われた。いまそれが自分の仕事にかかわっているとはなんという因縁。10人10色というが色にはもっともっと個性がある。その辞書の「緑系」だけでも64種程もある。
緑をベースにした風景画をよく描くが、緑色の語源である「成長する」はボクにはまったく縁がない。縁があるとすれば「縁」が「緑」に見えるだけである。

絵・イタリアの風景

2006年2月20日 (月)

陽だまり

この季節になると、例年のごとく部屋にこもって絵を描いている時間がながくなる。5月上旬に開催する個展の準備のためだ。
いろんな鬱積が溜まりに溜まって大きな声を張り上げたくなるが、そうもいかない。そんな心を救ってくれるのが日増しに感じる春の足音である。陽だまりが層を成しいくつかの塊となって道端にふわふわ浮いているのが見える。それを見計らって、自転車で割り込んでいく。すべてのストレスがヒュルヒュルンと解けだし爽快になる。2006014
散歩道の木蓮の蕾が大きく膨らんできた。蟹の挟みのようなを蕾が青空に向かってまっすぐに伸びている様子を見ていると元気がでる。
映像作家の菊地重夫氏はボクの友達だ。彼は広瀬川を取材しその様子をインターネット上で『きょうの広瀬川』毎日公開している。その画像を見ていると季節の移り変わりがつぶさにわかる。この100万都会仙台というど中に、まだまだこんなに沢山の自然が残されているんだということを教えられる。
ボクはいま仙台から10キロほど北に離れたところに住んでいる。打ち合わせなどで街に出かけるときなど、ときたま着る物に迷うことがある。そんなとき彼の映像がとても参考になる。
モノクロの多かった映像が徐々に明るみを増してきた。ぴんと張り詰めていた自然にも春の声が聞こえ出してきた。川面に映える桜が終わるころには個展の準備もすっかり終え自分の春の到来…☆ と思いたい。

絵・陽光、ホップェンゼー(ドイツ語でホップの湖。ドイツ、フュッセンにて)。背景アルプスの向こうでは、いまトリノオリンピックが開催されている。

2006年2月15日 (水)

ポツダム会談

久しぶりに汗をかいた。
気温にも力が増し、昨日今日とグングンあがってきている。いくつかの側溝では水が湧き水のように噴出していた。何日か前に降った雪が、一気に解け流れ出したのだ。
絵と原稿ばかりに向き合っていると頭のヒューズが熱くなり、「ぼぉん」と飛んでしまいそうになる。その処方箋が散歩。たとえ20分ほどでも頭が冷えすっきりする。
絵のカルチャーセンターが人気と聞く。仕事や生活に疲れた心をリフレッシュする意味において医学的にもいいというのだが、ボクの場合は描いては疲れを溜め込んでしまっている。
個展が近いこともあり、このところ1枚の絵にかかりっきりになっている。通常なら1日か2日ぐらいで描きあげてしまうのだが、この絵は既に1週間が経つというのにいまだ終わっていない。Photo_26
一粒食べたピーナツがやめられず、ついつい口に放り込んでしまうあれに似ている。でも筆を置くタイミングを逸しているわけではない。
この宮殿はドイツ最後の王であるヴィルヘルム2世が建てたのだが、1945年7月に歴史に残るあのポツダム会談が行われた館でもあるのだ。いまもその当時の姿がそのまま保存されていて、世界各地からの観光客が絶えない。
トイレで最敬礼にちかい格好で「おっす!」と挨拶された。大阪の某高等学校の生徒さんたちである。ドイツくんだりで学らん姿のその存在は妙に可笑しかったが、これも歴史の流れの中での一コマかと、へんに納得してしまった。
そんなこんなでこの建物にはいろんな思い入れがあってかいまだ筆が止まらない。
途中だが少しだけご披露したい。スキャナーの関係ですべてご覧いただけないのが残念。全容は是非個展で観ていただければ嬉しい。

絵・ツェツィリエンホーフ宮殿(ドイツ・ポツダム)。

2006年2月10日 (金)

冬の祭典

明日早朝、冬の祭典第20回冬季オリンピックの火蓋が切られる。それにまつわるニュースが今朝の新聞の多くを占めている。
全日本スキー連盟の指導員を受験するとき、「58年冬季オリンピックは、コルティナダンペッツォ………☆」などと年表を何度も繰り返し暗記したものである。
そのへんてこりんな地名が、一体世界のどのへんにあるのかも知らず。イタリアはそのオリンピックから半世紀を経ての今開催地となる。
ミラノのタクシーに乗ったとき「2年後、ここから近いトリノでオリンピックがあるんだ」とドライバーに自慢話を聞かせられたのがつい先日のような気がする。Photo_25
球状にカットされたクリスタルガラスの置物が、ボクの机の上にある。ゴルフボール1.5倍ほどの大きさで、中に五輪のマークとインスブルック1984年と刻み込まれている。第3回身体障害者冬季オリンピックコーチとして参加したとき、オーストリア国からいただいた記念品である。
規模はいまのオリンピックと比較にならないが、クリスタルガラスを覗き込んでいると開会式のあの感動が耳の奥から押し寄せてくる。
イタリアは、50年前猪谷千春氏(男子大回転)が日本勢として冬季五輪史上初の銀メダルをとった地でもある。熱い声援を送りたい。

絵・ミラノにて(イタリア)。

2006年2月 8日 (水)

コウノトリ

プラハからブタペストへ向かう途中センテンドレという可愛らしい町がある。
その町の手前にさしかかったとき突然バスが減速した。ガイドのリタさんが立ち上がって「ほらっ!」と道端の電柱を指差し叫んだ。
電柱の天辺には大きなバスケットのような巣がのっかっていて、餌を銜えたコウノトリが丁度戻ってきたところであったのだ。道端に沿ってドナウ川がゆったりと流れている。
昨日コウノトリが赤ちゃんを連れ紀子さまのところに飛んできた。Dc092848
昨年の9月紀子さまがコウノトリを放鳥されたばかり。その半年後のこの朗報。皇室典範改正論議の行方はどうなるのかはさておいて、本当にコウノトリは赤ちゃんを連れてくるんだというロマンチックな話にしばし浸っていたい。
紀子さまというと、ボクは一生忘れられない想い出がある。3年前の宮城国体のときだ。「お成り」という腕章をつけ報道カメラマンをやった。宮城県で許可された者しか撮影ができない場所でもあったため、もう肩と肩が触れ合うような位置でカメラをまわした。いまでもファインダーに向かってにこやかに笑みをくださった紀子さまのお顔が脳裏に焼きついている。

絵・センテンドレ(ハンガリー)。

2006年2月 6日 (月)

ひとひらの雪

立春の声を封じ込めるかのように今年最大級の寒波が訪れた。めったに凍らない窓であるが、金曜日の明け方はカビが生えたかのようにガラス一面に氷の結晶が張り付いていた。Dc012402
結晶といえば高橋喜平(岩手県)さんの写真集を思い浮かべる。本職は雪博士(雪氷研究家)であるが高橋さんは写真家としても知られている。
今年の豪雪は雪をマイナスイメージとしてしまったが、高橋さんは普段見ることのできない雪の神秘的な不思議な世界をみせてくれた。その高橋さんが大好きな雪のお迎えと共につい先日95歳で逝ってしまわれた。
エピソードにこんな話がある。「冬のイメージを明るくするお話を」と昭和天皇に言われ雪祭りを考案された。それが全国的に広がった。
今日から札幌雪まつり。
雪という字のつくものはなんでも目を通したと言う高橋さん。北海道出身、渡辺淳一さんの『ひとひらの雪』まで読まれたと言う。「あれにはだまされた。いまはやりの不倫小説を読まされたよ(河北新報『河北春秋』より)」という高橋さんのユーモアさにはつい寒さで凝り固まった肩がほぐれる。
いまごろ始まったばかりの雪まつりをニコニコしながら天国から見下ろしているんだろうか。

絵・ドゥオモ(イタリア)。

2006年2月 3日 (金)

移民問題

学窓を巣立つ生徒の前で少し話をする機会があった。お話の引用はカナダ・バンクーバーから流れるラジオの話からチョイス。
移民の話である。受入国としてその認定順位というか基準をまずその人がその国に何をもたらしてくれるのか、ということが大きな問題だ、という内容である。20eb0d2
例えばカナダでそういない寿司職人とかで、いまメジャナーな仕事、人材。ようするにその国に必要な知識や技術をもった人間であるということである。
ラジオでその話を聞いたすぐあとNHKスペシャルで「移民漂流 10日間の記録」という番組が放送された。
福祉が行き届き、美しいドイツを観てきたばかりのボクにはショックを隠しきれない映像が飛び込んできた。日本と同じく少子化そして失業者問題を抱えるそのドイツに異変が起きているのだ。人材のふるい落としである。
もともとドイツは移民が多いのだが、その国に貢献度が大きい人間以外はその地で生き残れなくなってきているだ。そのとばっちりを受けているのが、本物? のドイツ人。優秀な人間を他国から受け入れ、そうでない人間はドイツ人であろうとも他国へ移民(年間25万人)しなければならないという実態が起きているのだ。
我が足元日本を見ると、今後毎年65万人の移民で補充しなければ日本は潰れてしまうという恐ろしい予測がなされている。
その話を真剣を聞いてくれた生徒の顔に、なにかある種の決意が漲っているようにも見えた。ガンバレ!!

絵・美しい街ドイツ・ドレスデンにて。

2006年2月 1日 (水)

カナダからの手紙!

「寒さは底を打った」という記事に踊らされ、3日前ハイブリッド自転車で飛んで回った。しかしその陽気も一瞬だったらしく昨日からまた冷え込んできた。そんな気温の変化につい油断をしどうも風邪をひいてしまったらしい。
個展を控え寝ているわけもいかないので、とりあえず筆だけは持ってポーズをとっている。なにか仏作って魂入れずで、能率はいつもの三分の一といったところ。Dc053101
絵を描いていての愉しみはラジオやクラシックCDが聴けることである。原稿を書いたり本を読んでいるときなどは、物音一つたりとも受け付けないのでこのときばかりと。だからこのお絵描き!の時間になると、描くという愉しみより聴く愉しみのほうが大きい。
ここ最近「echat vancouver」というのをよく聞いている。カナダ・バンクバーからの放送で、日系二世のYUKOが日本からの留学生やワーキング・ホリディーの人をスタジオに招いてのお喋り番組だ。英語もためになるが、日本とカナダの違いがよくわって面白い。
移民のことなども話題になった。この問題は先日NHKで取り上げられたばかりでやや気になっている問題でもある。これについて次回触れてみたい。

絵・ラベンダー畑「フランス・南プロバンス」

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