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2006年9月28日 (木)

普段着のままがいい

表参道(東京)で夏個展を開いたときである。一人の女性が画廊の前でうろうろしていた。そこに3人連れのお客さんが来てドアを開けようとしたとき、その後ろにすっと従い入ってきた。
さきの様子を知らなかったらボクはその仲間かと思ったに違いない。のちお話をして分かった。絵は好きなんだけど、どうも画廊が苦手ということであった。入った以上なにか絵を買わなければならないのではないか、絵の知識を試されるのではなか、という先入観があるのだという。Karenn
確かに自分もそうである。画廊という一種独特の別世界を覗くということは誰しも勇気のいることである。必要に迫られて入るのとは違って、どうも敷居が高いような気がしてならない。
ボクの絵は誰しもが描ける絵。絵の教育などまったく受けたことなどない。だからベーチマークは常に「絵が好きなら何でもいいから、まずは描いてみようよ」という人に目を向けている。
10月2日からそんな方々にボクの絵を観ていただこうと、小さな絵の作品展をやる。Hp_7 開け放された扉からはコーヒーと水彩絵具の香りが漂う瀟洒な喫茶店が今回の場所。是非普段着のままでのお出をお待ちしている。

絵・「カレンとレオン(7㎝×7㎝)」。今回こんな小さな絵も飾ってるよぉ写真・スタジオ(FMいずみのブログ)にての収録風景。
お知らせ・「前田優光のメルヘンの世界 小さな作品展(H18.10.2~14)」カフェ&ギャラリーガレ(仙台市青葉区立町21-5-101)。TEL022-265-7063。
関連記事・ZONE連載(旅絵っせい・http://21s.st/cosmos/)。

2006年9月25日 (月)

大根役者

自分が出たラジオ番組を散歩しながら聴いた。日がめっきり短くなり、夕方の6時前は既に茜色にやや青味を残した薄墨色に染まってしまっている。
「あと百数えると…… あと20秒で……」と番組の始まりを告げるMCの声が、コマーシャルの中に流れてくる。一瞬静寂がおとずれたかと思うと「ドリーミングトーク…………」と、エコーのきいたアンカーの阿部清人さんの美声が闇を切り裂いた。頭上に固まっていたかのように見えたその声は、みるみるうちに粒子化し勢いよく宇宙に吸い込まれるよに散っていく。いゃー格好いい。_
大昔よく聴いた「ジェットストリーム」を思い出した。ただこれと違うのはプラスとマイナスの関係。「ジェットストリーム」は空から星が零れ落ちてくる。「ドリーミングトーク」は空に向かって星を投げかけるような勢いさがあり気持が昂ぶってくる。
そのあとがいけない。自分が出てくるともう耳を塞ぎたくなり、城達也ならぬ阿部清人のムードをぶち壊してしまってる。役者ではないが、オレってなんでこんなに大根なんだとしばし心がへっこんでしまった。阿部さん番組を壊してごめんなさい。
武者小路実篤はいくら努力してもいっこうに上手くならない(絵)自分を攻めていたが、その愚直さがみなで愛された。その話とはまったく比較にはならないが、ボクのこの愚直さにおこぼれを、と叫びたい。Hp_6
そんな愚直(自分で言うのもおかしいが)なボクの作品展、いよいよ来週から始まる。美味しいコーヒーを飲みながら、つたない絵(水彩画)を鑑賞願えれば。ただし会場にはいつもおりませんので、ご一緒にお茶を(ご馳走して、と言う方も大歓迎)と言う方はいつでも結構ですのでお電話ください。

絵・踊り(ハンガリー・国会議事堂)。写真・スタジオ(FMいずみのブログ)にての収録風景。
お知らせ・「前田優光のメルヘンの世界 小さな作品展(H18.10.2~14)」カフェ&ギャラリーガレ(仙台市青葉区立町21-5-101)。TEL022-265-7063。

2006年9月22日 (金)

持病

夏、東京の表参道の駐車場に車を入れたとき、驚きのあまりひっくりかえった。3時間ほどで3千円もとられたのだ。
昨日(21日)、泉中央駅(仙台市)まん前の駐車場に入れこれまたその驚きに「うっそぉー」と声を出してしまった。2時間でたったの200円。東京の雨ざらしの狭い駐車場とは大違いの立派な立体駐車場。でだよ。この格差は一体なんだろうか。Photo_67
ここまで書いて,はて本題はなんだったけと気が付いて軌道修正。そうそう暫くぶりでラジオ出演するためにその駐車場に入ったことが話の発端を狂わせたのだ。
放送関係その作り手として、以前多少とも携わってきたことがあるので、そう未知の世界でもないのだが、逆の立場の出演となるとこれまたことが違ってくる。現在創作活動をやっていることから、本来もっともっと世の中に自分をアピールしなければならないのだが、何度取材を受けてもハラハラドクドキで慣れることはない。いままでの人生振り返れば、この舞い上がり人事不省病でいつも苦汁を嘗めてきたような気がする。
ただ今回、パーソナリティーの阿部さんの見事な話術についはまって喋り過ぎてしまった。正直言ってOAが怖い。気持の上では裸でスタジオの中を駆け回ったほうがラクである。放送日は雨戸を閉め布団を被り、家族や親しい人を排除しそっと隠れて聴くしかない。Hp_5
でもこれを読んでいただいている皆様方は阿部さんの素敵な声と、流石プロと思わせる番組運びの巧みさが必見ですので9月24日(日曜日)、是非このFMいずみ『ドリーミング・トーク(79.7MHz.午後6時~6時30分)』にチャンネルをお合わせください。

絵・ホテル(ドイツ・ローテンブルグ)。写真・スタジオにての収録風景。
お知らせ・「前田優光のメルヘンの世界 小さな作品展(H18.10.2~14)」カフェ&ギャラリーガレ(仙台市青葉区立町21-5-101)。TEL022-265-7063。

2006年9月19日 (火)

時空

ベットの上で『メトロに乗って』という小説を読んだ。ある出口から過去の時代に行き来できる不思議な物語。
あのときこうすればよかった、ということはいまの自分には禁句であるが、この小説はそんな岐路にたったときの自分に逢える。そこで運命の悪戯めいたことをしたらいまの自分はどうなっていただろうな、と思い巡らすのもまあ悪くはないなと本の中ですこし遊んだりもした。Photo_66
読み終えたと同時無事退院できたが、入院のこの1週間はもしかしてそのタイム・トリップではなかったかと思われる。
毎日コツコツと積み重ねてきたその時間がふと消え、存在するその姿さえ見失った。もしかしてそれは天から自分を見詰めなおす時間、として神様がプレゼントをしてくれたのかもしれない。
小説の中で「幸せとは、懐かしさの中にあるのではないか」といフレーズがある。ボクの琴線が火花をたて反応したのは言うまでもない。ボクの描くメルヘンの世界にはそんな願いも込めている。
まもなく開催する「前田優光メルヘンの世界 小さな作品展」では、そんな絵を20点ほど展示する。心の原風景、懐かしさその中から皆さんの一人ひとりの幸せを探してみてはいかがですか。

絵・リューデスハイム近郊(ドイツ)。

2006年9月11日 (月)

叶わぬ夢

9.10日の両日の仙台は、快適なリズムとハーモニーに酔いしれた。第16回「定禅寺ストリートジャズフェステバル」が開催されたのだ。
取材を愉しみにしていたのだが、のっぴきならぬ用事ができ山形へ行かねばならことになり、ほんの2時間ほどしかその場の様子をみることができなかった。Photo_64
今年は昨年のカトリーナに直撃された、ジャズの都ニューオリンズの復興を支援しようという運動もあってか、プロ、アマ過去最多の650グループが集合。
七夕の賑わいとまた違った、知的で透明感のあるいつもと違う杜の都仙台の横顔が見られ興奮した。Photo_65
神様が何か一つプレゼントしてくれるなら、ボクは楽器奏者になりたい。絵は描けて楽器が弾けてそして小説が書けたらボクはこれ最高の幸せ。2 たぶんこれは叶わぬ夢であろうから、いつもボクの心の中ではミュージャンと小説家は尊敬する憧れの人。
昼寝をするときに、傍でピアノかバイオリンを弾いてくれる奥さんが欲しいな、と言ったら座布団を敷かれ、うるさいから早く寝ろとけとばされた。

追伸:今週いっぱい所要で留守にいたします。メール等のご返事遅れますのでゴメン。絵・サルダーナを踊る人(スペイン・バルセロナ)。写真はジャズフェス風景。

2006年9月 8日 (金)

日本の美しい風景

待望のデジタル一眼レフカメラを手にした。昨年のドイツはニコンのデジタル一眼レフにお世話になったが、どうもしっくりとこない。やはり以前から愛用しているキヤノンとの相性がボクには一番いいようだ。Photo_62
そのカメラが一ヶ月ほど待って、漸く届いたのだ。ふむふむ。片手で包みきれないほどのこの大きさ、そしてずしりとくるこの重さ、なんとも男の野心を奮い立たせる。
さっそくこのカメラを持って試し撮り。家からすぐの高台に立つと、180度のパノラマが開ける。ここはボクが仙台で一番美しい景色と自負する場所だ。どこかヨーロッパを彷彿させところがあって観ていて飽きない。
ただここ最近困った問題が生じた。一番いいポジションにどんと目障りな建物が鎮座してしまったのだ。
安倍さんに「もし総理になったらこれ以上日本の美しい景色を壊さないでね」と言ってやりたい。
美しい田園風景がある国はその国の品格をPhoto_63表す、と言うことを聞いたことがあるがいま日本は逆行しているように思えてならない。
噂では病院の建物と聞く。それならなお一層景観を阻害することのない自然に溶け込んだ建物に、と思うのだが。それが心のケアにもつながる。

絵・日本の風景(自宅付近にて)。写真は例の建物が鎮座してしまった現在の風景。

2006年9月 4日 (月)

ヒコーキ

二度あることは三度あるとはよく聞く話である。特に飛行機事故などは不思議に重なる。アメリカで日本人エンジニアのご夫妻が犠牲になったが、その前後立て続けに墜落事故が起こった。Photo_61
飛行機と聞くと思い出すのが向田邦子さんの『霊長類ヒト科動物図鑑』の本の中にある、「ヒコーキ」という短文だ。
多忙であった向田さんは、週に一度飛行機のお世話になっていながら、「まだ気を許してはいない」と言っていた。
散らかった部屋や抽斗の中を片付けて乗ろうかと思うのだが、そうすると万一のことがあると「やっぱりムシが知らせたんだ」などと思われそうで縁起を担いでいた。
その向田さんが皮肉にも飛行機事故で亡くなって早25年ほどになる。
35年ほど前、ボクは初めて飛行機に乗ったがいまだやはりまだ気を許してはいない。向田さんの本に出会ってからは縁起を担いで同じことしているが、いつになったら気を許すことができるんだろうか。
絵・プラハ郊外(チェコ)。

2006年9月 1日 (金)

豆知識

昨日夕、突然好きなラジオ番組が中断した。東京方面で地震があったという臨時ニュースが割り込んできたのだ。ドッキとした一瞬である。Photo_60
いま日本各地いつ大地震が起きてもおかしくないという。特に我が仙台はもう秒読み段階で常日頃の心構えが叫ばれている。そのときの一番の心配事は家族との通信網だ。3年前の宮城県連続地震では電話が暫く通じず、不安を煽った。
そんなときの対策としての「豆知識」を今朝の新聞でみつけた。携帯電話の安否方法として「災害伝言ダイヤル」という超安心ものがあるということだ。まず電話番号「171」を押して、その後音声案内に従えばバッチシ。
好奇心の塊のボクは早速実行(無事であることの音声登録)。安否確認の再生をしてみると、おおっと惚れ惚れする美声が流れてきたね。この体験は毎月1日の日にできるというので是非試しておくといい。
おっと携帯の電源がきれそう。これでは本末転倒。まずは常にバッテリーにたらふく電気を食べさせておかないとね。

絵・ピサ裏小路(イタリア)。遥かこの地からも一発で携帯がつながったことに感動。

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フォト

著書発売のお知らせ

  • 河北新報出版センターから『愉しくなくちゃ絵ではない』が発売されました。  ゆるかわの小鳥さん夫婦がヨーロッパの街をご案内します。 癒される一冊です。 著者/前田優光。

メルヘンの世界

  • 踊り(ハンガリー・国会議事堂)060925掲載。
    ブログに使用した「挿絵」一覧

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