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2007年11月23日 (金)

青と青

今年、ほぼ同年代の絵を観ることができた。
Photo_7 フェルメールと葛飾北斎の絵である。時代で言えば江戸時代である。その時代としての共通点としてボクは彩色の青にとても興味を覚えた。
フェルメールの青は青の宝石とも言われている瑠璃色である。仏教の七宝にも含まれている最高級の色である。

一方、北斎の有名なあの波の絵「富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)」の青はプルシャン・ブルーを使っている。伯林青(べれんす)色と言ってベルリンとパリで同時に発見された。ベルリンが訛ってその名が付いたのだが、色合いとしては青が少し黒っぽい。
これにはいろんな名前がついていて、藍刷りに用いられたこともあって、北斎ブルーあるいは広重ブルーとも言われ当時の流行色でもあった。 Photo_5

機会があって摺師・三田村努氏(江戸伝承浮世絵手摺木版画摺師)の妙技を観ることができた。このハイテクの時代に一枚一枚重ねて刷り込んで行く浮世絵の世界、なにか心静まるものがあり感動した。と同時言葉で言い表せない深い感銘を覚えた。Photo_6
三田村氏に最後お話を聞くことができた。勿論波の青についてである。浮世絵にはすでに著作権はないが、伝承するものとして忠実に当時のべレンス色を使っている、とお聞きしまたまた胸に込み上げるものを感じた。
青は生命を育む色、「真珠の耳飾の少女」に出会ったとき感じたあの衝撃は、そんなところからきたんだろうか。

「青は藍より出でて藍より青し」。一生これには縁はないが、青臭いとだけは言われず頑張りたいものだ。

写真・摺師三田村努氏の妙技。
絵・4月に訪ねたオランダハーグにあるマウリッツハイス王立美術館。

◇個展の開催について◇

詳細につきましては、ホームページをご覧ください。

http://homepage3.nifty.com/ekakiyapon/index.htm

雑誌連載「旅絵っせい(ZONE)」を併せてご覧ください。

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