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2013年6月24日 (月)

へいわってすてきね

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昨日仙台郊外の温泉地に泊まりにいく途中、立寄ったお店で見たテレビが今朝になっても脳裏から抜け出せない。

沖縄全戦没者追悼式(23日)で平和の詩を朗読した安里有生(6歳)君のスピーチ。

6歳とは思えない落ち着いた語り。

よくみる子役の演技は、大人に媚びていることが往々にあり私にはあまり好きになれない。だが彼にはまったそんなことがない。沖縄の澄んだブルーの海が透けてみるような心地よいものであった。

シンプルな文章から切々と伝わってくる長閑な情景。平和の尊さ。大人の巧みな文章よりずっと深く強く心に染みてくるその見事さに、つい潤んでしまいテレビの彼の顔が霞んで見えた。

多くの方に戦争の悲惨さを知っていただくためにも、ここに有生君の文章を紹介させていただく。

絵/震災後取材した負の遺産アウシュビッツ(ポーランド)を取材したときの近郊の風景。

 

「へいわってすてきだね」

  沖縄県与那国町立久部良小1年、安里有生君(6)

へいわってなにかな。

ぼくは、かんがえたよ。

おともだちとなかよし。

かぞくが、げんき。

えがおであそぶ。

ねこがわらう。

おなかがいっぱい。

やぎがのんびりあるいてる。

けんかしてもすぐなかなおり。

ちょうめいそうがたくさんはえ、

よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。

みなとには、フェリーがとまっていて、

うみには、かめやかじきがおよいでる。

やさしいこころがにじになる。

へいわっていいね。へいわってうれしいね。

みんなのこころから、

へいわがうまれるんだね。

せんそうは、おそろしい

「ドドーン、ドカーン。」

ばくだんがおちてくるこわいおと。

おなかがすいて、くるしむこども。

かぞくがしんでしまってなくひとたち。

ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。

このへいわが、ずっとつづいてほしい。

みんなのえがおがずっと、つづいてほしい。

へいわなかぞく、

へいわながっこう、

へいわなよなぐにじま、

へいわなおきなわ、

へいわなせかい、

へいわってすてきだね。

これからも、ずっとへいわがつづくように

ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

(原文)  

2013年6月19日 (水)

記憶遺産登録決定

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「ポンさん(絵書き屋ポン)」と呼ばれるようになって久しいが、「ハポン」という名を耳にしたときは首を傾げた。スペイン語で「日本」という意味らしい。皇太子さまもここ最近このハポン姓が住むコリア・デル・リオ(スペイン)地を訪れ、ニュースでも話題になった。

400年前、遣欧使節団が伊達政宗の命で派遣された使節団の子孫(600人余り)である。

「慶長慶応使節関係資料」がこのほど、記憶遺産登録に決定した。

支倉常長率いる使節団が石巻を出帆したのが、慶長三陸地震(1611年)の2年後。今回世界記録遺産に登録されたのも東日本大震災から2年。感慨も一入である。

絵=支倉常長がサン・ファン・バウティスタ号でスペインに向かう絵。河北新報連載時の絵(2011,1,24付け)。

2013年6月11日 (火)

火星を走る

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バイク乗りが一番走りたい道、人気なのが福島県の磐梯吾妻スカイライン(100選にも入っている)である。その近郊にはそれに併せレークライン、ゴールドラインがセットで用意されていて一日で十分愉しめるお得なコースとなっている。

会津磐梯山は「宝の山」とも歌われていることもあり、その豪華さにはつい頷ずいてしまう。

かつてから走ってみたかったので、梅雨の晴れ間を縫って筆をハンドルに握りかえ1泊2日のソロツーリングへとアトリエを飛び出した。

緑燃える急峻なワインディングコースを抜けると、目の前に突然火星のような景色が飛び込んできた。まるでトム・クルースの「オブリビオン(映画)」の世界だ。映画ではトムがバイクで荒れ地を疾走する。そんなシーンが眼前に広がった時は昂揚してしまい、1500メートルにあるレストハウスからスニーカーに履き替え吾妻小富士(1700メートル)まで一気にかけ登ってしまった。

宿泊は、野口英世記念会館に近い猪苗代湖湖畔の「こはんゲストハウス」にお世話になった。

2013年6月 7日 (金)

今月の表紙

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情報誌連載『仙台っこ』が発売された。

今月の表紙はクロアチア。

「アドリア海に面したクロアチアは、ヴェネツィアの人さえ羨むほどの美しい国。訪ねたとき運悪く高速道路が不通となってしまった。迂回しての海岸沿いの悪路を強いられた。しかしそれが普段目にすることのできない景色に触れることになり、ちょっぴり得をした気持ちになった」。ー 表紙絵ミニミニ・エッセイより ー。

書店にてお手に取りご覧ください。

2013年6月 5日 (水)

あの家族は無事だったのか

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息子の趣味は釣り。

昨日も松島方面で仲間との船釣りで、カレイ20匹程釣ってきた。

子供の時から釣りが好きで、週末になると亘理郡の鳥海によく連れて行った。そんなことをふと思い出し海にバイクを走らせた。

震災後ここを訪ねるのは初めてである。以前からどうなっているのか気がかりでもあった。釣り場の様子もそうだが、脳裏にはいつも親子三人の姿がちらついていたのである。

行く度に母親と二人の娘さんが楽しそうに釣を楽しんでいるのを見かけた。その脇に自転車が置いてあるところをみると、きっとこの近くに住んでいるのだろう。

磯の匂いと、同時に飛び込んできたのは悲惨な情景であった。

釣り場は美しい公園になっていて、初心者でも魚釣りを楽しみめるよう整備されていて賑わっていた。

その面影が微塵も残っていない。目頭が潤んだ先にあの親子の顔が浮かぶ。生きているのだろうか。

帰りしな仙台空港前を通ってきた。

震災前の賑わいを取り戻しているようだが、海側の家々はすべ津波に洗い流され寂寥たる景色が広がっているだけであった。

飛行機は、数秒後大きな爆音とともに滑走路へと滑り込んでいった。

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