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2014年1月31日 (金)

今日の朝撮り・為せば成る……。

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うすうす感じていた。大きなニュースが飛びこむぞ。期待していたそのニュースが昨日全世界を駆け抜けた。
日本の若い女性研究者が万能細胞を新しい手法で作ることに成功したのである。お家芸とはいえ、前回の山中教授のiPS細胞に続き今回の「スタップ細胞」の開発は革命的であり日本の誇りである。それより嬉しかったのは、憧れや希望を失った人たちへ大きな刺激となることである。
研究者の小保方清子さんはまだ30歳という若さ。研究者というより、街に出ればどこでもみられるお洒落なお嬢さんという感じ。既成概念を覆すこの生活スタイルがまたいい。これから益々世界の話題をさらうことになるだろう。
セレンディビティという言葉がある。直訳すれば偶然の出会い。研究をもう投げ出そうとしながら、いやもう一度、と諦めることなくし続けたことが偶然の出合いに直面した。
先が見えず心が折れそうになった者への大きな励みともなる。憧れを持つ大事さを常に語り続けてきている私にとっても、この話題は欣喜雀躍するほど。さらなぬ研究の成果が愉しみだ。

2014年1月30日 (木)

今日の朝撮り・みんな一書 心も一緒。

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タピ大(タピオ館立オープン大学)に久しぶりに顔を出すと、FMいずみさんのTさんから書道家の亀井勤さんを紹介された。
その亀井さん、いま作品展「亀井勤 初春墨象展」をやっているという。早速訪ねてみた。
開場のドアを開けると、字がいまにでも飛び出してきそうな作品群に一瞬立ちすくんでしまった。その見事さに圧倒されたのである。
一見人を寄せ付けないほどのダイナミックな作品ではあるが、時間とともに気持ちがすっうと打ち解け本来の優しさに包み込まれていく。書ではあるがどこか水彩画にも共通するところがあって愉しい。なんといっても作品が、とりたての野菜のようにしゃっきとしている。
耳を澄ませば音楽まで聴こえてきそう。体が不思議にウキウキしてくる。そういえば作者の亀井勤さんのお洒落なヘヤースタイルは、アコーディオニストのコバさんを彷彿させる。書から聴こえる弾じけんばかりのリズムはそこからもきているかもしれない。
作品展=仙台泉中央駅「書ギャラリー 親かめ子かめ」にて30日まで。

2014年1月29日 (水)

今日の朝撮り・心躍る。

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ジョギングの最中、太陽がビルの間から顔を出した。
太陽の日が勢い余って、まわりがシルエットとなって浮かび上がる。目を細め遠くを見ると、建物がゾウに、電信柱がキリン、木はバオバブに見えてきた。
幻想的でこれから大きなことがおきそうなワクワクする時間帯でもある。
日の出は刻一刻と早まり、南の方からは春の便りも聞こえてくるようになった。
仙台はいまもって雪がないが、信州方面の高地では春の行楽シーズンにむかって除雪がはじまったというニュースがラジオから流れてきた。
冬来たりなば春遠からじ。希望の光がすぐそこに見え出したようで心躍るのは私ばかりか。

2014年1月28日 (火)

今日の朝撮り・大きなおうち。

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昨日、「小さな陶器」を紹介したところいくつかの問い合わせがあった。
再掲、お問合せは。
「http://www.akishino.info」秋之野窯(あきしの)。作者の神保さんに私の名前を出せば、煙突あるいは窓が一つ多い小さな陶器を譲ってくださるかも。
以前それらしき絵を確か描いた覚えがある。よくPCの中を覗いてみると、ニュルンベルク(ドイツ)の絵があった。小さな陶器を入手する前描いた絵である。
ドイツにはこんな家々が沢山あって、散策していると夢の中を彷徨っている感覚にとらわれる。一番上の人の前にある建物は、画家デューラーが住んでいた家である。
こうやって絵に描くと可愛いらしく出来上がるが、いざ現地に行ってみるとあまりの大きさに「でかぁ」と叫んでしまうほどである。

2014年1月27日 (月)

今日の朝撮り・小さな陶器。

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「わしに譲るがよい」
首をふった利休に、秀吉が食い下がった。黄金50枚から値をつけ、ついには黄金1000枚だすとまで言った。
ある女の形見を利休は懐に入れ大事にしていた緑釉の平たい壺。この壺を秀吉が所望する場面である。『利休にたずねよ(山本兼一著)』。
死においこまれても利休はそれをがんとして秀吉に渡すことはなかった。
美の頂点を求めた利休は、形見とはいえその緑釉の壺をこよなく愛でた。この話から自分の話に持っていくのはいささかの無理はあるが、大事にしているものがある。
釉薬を使った小さな陶器だ。手のひらにすっぽり収まる小さなおうち。一つの家が一個ずつ増えていけば街ができ、やがては世界がつくられていく。長閑で平和な佇まいの世界が。
陶器制作=工房・秋之野壺(あきしの・山形県)。

2014年1月26日 (日)

今日の朝撮り・我ほかすべて師。

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さだまさしコンサート(4月2日開催)の一般発売が昨日から開始。急いで三越プレイガイドへ走る。初日というのにすでに3席しか残っていないほどの人気ぶりであったが、どうにかゲット。
クラシック演奏会や好きなアーティストのコンサートはよく出掛けるのだがさだまさしははじめて。実のところ歌にそう興味はないのだが、表現者として彼のトークはとても参考になるというある人からの勧めがあったからだ。芸能界の人さえ彼のトークやパーホーマンスから学ぶものがある、と何度もコンサートを訪ねている人が多いと聞く。
高いコンサート代には、きっと人知の及ぶところのない魔法みたいなものが隠されているのだろう。楽しみだ。

2014年1月25日 (土)

今日の朝撮り・7年かけて帰国。

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1613年10月28日、支倉常長ひきいる慶長遣欧使節団がサン・ファン・バウティスタ号に乗って、石巻市の万石浦を出帆。三ヶ月かけ太平洋を渡り今月の今日25日、メキシコのアカプルコに着いた。しかしそこで旅は終わったのではなくまだ始まったばかり。
しばらくメキシコに滞在し大西洋を渡りスペインに着いたのは9月末であった。大西洋を渡る際三度も大時化に遭った。沈没する船も多々あった。そんなこともあってかそのご日本の帰国をためらった随員もいたという。
スペイン、ローマ、そして日本に帰ってきたのは7年後。とてつも長く辛い旅だったに違いない。
・「サン・ファン・バウティスタ号」(河北新報連載より。版画・宮城県慶長使節船ミュージアム館及び伊達政宗ゆかり石巻、洞仙寺へ寄贈)。
・「バチカン、サン・ピエトロ広場」。

2014年1月24日 (金)

今日の朝撮り・氷柱。

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今朝の仙台は−4.6度という今冬一番の冷え込みとなった。夜が明けぬ前のジョギンで吐く息は一瞬真っ白い塊となってポトリと落ていくようだ。
椎名誠著『シベリア幻夢』の中にもこんな一節が。
「戸外に出て何かうたうと、うたが瞬間的に凍って地面に落ちていく音がきこえてくる」。嘘のような本当のような。ー50度でのシベリアのことだからまんざら嘘ではないような気がして読んだ。
それから比べれと仙台のー4,6度はシベリアの夏のようなものなんだろう。
今年の仙台は嘘みたいに雪がない。二回ほどうっすら積もったものの、それとてすぐとけいつにない過ごしやすい冬を過ごしている。雪国の人には足を向け眠れないほどである。明日は3月の陽気というからなおさら。
被災地、そして雪国の人には早い春を、と祈るほかすべはない。
写真・山形蔵王付近。30年前に撮った氷柱。

2014年1月23日 (木)

今日の朝撮り・夢想。

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久しぶりにうっすらと雪化粧をした仙台。
私の生まれ故郷などは例年の1.5倍もの大雪が降っているというが、これまで仙台はいつになく雪のない良い天気が続いていた。
今日のカレンダーを見てにやり。
123と数字が並んでいる。説によるとEメールの日だとか。「1=イー」「23=ふみ」の語呂合わせである。また今日をスタートの日とする人も。いちにいさん、goである。
新年を迎えたのはつい先日とおもいきや、すでに1月も下旬。もっと本腰を入れ頑張れということか。E-メールを出したあと、今年度の課題に向かってgoとするか。
絵・裏通り(スペイン)。雪(夢想)の中からうっすらと絵が浮かび上がってきた。果たしてスペインに雪が降るんだろうか!

2014年1月22日 (水)

今日の朝撮り・道しるべ。

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若いころ黒澤明監督の映画こそ映画だと思い込んでいた山田洋次監督。年を経て別の視点で見ると、黒澤と対極にいた小津安二郎監督の凄さがわかってきたという。
そんな眼差でつくられた「小さいおうち」の試写会が昨日あった。「家政婦は見た」山田版かと思いきやお手伝いさんの自叙伝で若き頃の秘密が明らかになっていくミステリーラブロマンスである。
いつもと違う視点から見たこの作品には、昭和の失った情景そしてみんな一生懸生きてきたんだという山田監督のメッセージが感じられた。それは先行き不透明そして混迷している日本の道しるべとも思える映画でもあった。
2時間16分という尺の長い映画だが、夢のような心地よい時間があっというまに過ぎ去った。

2014年1月21日 (火)

今日の朝撮り・船を漕ぐ。

Img_0020                                                                                                                                          

例年の春の個展をすべて夏以降に持っていったので今冬はどこかのんびりしている。
個展の準備も大変だがそのほか連載が終わったことも一因している。小さな連載はまだ残っているものの、13年間続けたあの胃の痛くなるような日々はややきつかった。
まずはほっと一息。締め切りのない日々はスーツを脱ぎ捨て普段着に着替えたあの心地よさに似ている。
ただこの貴重な時間は溜まった資料を時系列にまとめたり、本を読んだり普段できないことに時間を割くことにしたい。空になった引き出しを少しづつ埋め、またの日に控えておこう。
寒波が上空に居座っている。
400年前の丁度いまごろ、伊達政宗の命で太平洋を小さな船で渡っていた支倉常長の使節団がいる。潮の流れと風まかせの当時の危険な航海を考えると、連載が終わったからとそうものんびりしていられない。遭難し死にかかったことも多々あったかと思われる。船を漕いで書斎の椅子からずれ落ちたら笑いもの。
魏の曹操曰く・「烈士暮年 壮心已まず」。
年齢を重ねてもなお研鑽精進の精神をもつ者は老いを知らない。肝に銘じ少し充電でもしようか。

2014年1月20日 (月)

今日の朝撮り・遠回りという宝。

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今日は大寒。来月の3日ごろまで一番寒い時期といわれている。
若いとき、転勤で山形の地に勤めていたことがある。この時期になるととめどもなく雪が振り続き、あの大河最上川すらシャーベット状の雪に覆われ白一色の世界に変貌する。
写真に夢中になっていたときでもあり、よく冬景色を追いかけていた。まだフイルム全盛の時代である。カメラは手動のため、一枚一枚フイルムを巻き上げての撮影となる。氷点下時、勢い余って強く巻きあげるとフイルムが途中から切れることすらあった。
しかし夢中になってシャッターをきっているとそんな懸念もすっかり忘れ、仕上がった写真のイメージだけが頭のなかを駆け巡る。撮り終えたフイルムを大事に抱え暗室へと潜り込む。これがまた至福の時間でもある。
引き伸ばしたプリントをそっと現像液に浸す。しばらくするとオレンジ色の光の中にうっすらと被写体が浮かびあがってくる。あの興奮と感動はいまだ忘れられない。
すべてのものが簡単にできるようになった昨今。当時は遠回りをしながら長い長い道のりを歩んできたような連続だったが、いま思うとなんと濃厚で感動的な日々を過ごしていたのだろう。
写真=おくのほそ道で松尾芭蕉が船で下った(最上川)山形県・古口付近。35年前撮影。

2014年1月19日 (日)

今日の朝撮り・マンゴーから絵の具。

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テレビで絵の具ができるまでの工程をみたことがある。
あの昆虫記のファーブルが、茜草から絵の具をつくりだし製品化しようとした。丁度そのときドイツで化学的に合成した茜色が大量につくられるようになり、ファーブルは大打撃を受け昆虫学者へ鞍替えしたというエピソードがある。
またインディアン・イエローという黄色の絵の具は、インドでマンゴーだけを食べている牛のおしっこが染み込んだ土から作られるという話を聞いて驚いた。
コンクリートミキサーのようなもので作られる絵の具は、粘土状のものを金太郎飴のようにしチューブに詰められていく。あまりにも高価な絵の具だったので、絵を始めた当時は指をくわえてみているだけであった。
ただ高価とはいえやはり私の絵との相性を考えると、ニュートンとアルシュ紙以外は考えられず、以来ずっとこれに落ち着いている。
毎年業者から頂くブロック紙ハーフパン(固形絵の具)は普段使わないのでショーケースに仕舞いこんでいる。もっか大砲みたいなロール紙(300グラム)を大胆に裁断水張りし、絵の具はでかチューブとしている。これが効率よくかつ経済的。
ただ今年いただいたブロック紙には、筆や新発売の水彩紙ブロック用ナイフまでセットされていたので、そろそろ懸案の絵本早く描けということか。

2014年1月18日 (土)

今日の朝撮り・子供は天才。

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昨日の夕刊(河北新報・河北抄)をみてふと心が和んだ。
版画家の棟方志功さんが疎開先で絵を頼まれ描いたときのことである。その絵を見てこどもがそれを詩に書いた。
「ぼくんちの/一番だいじなからかみに/棟方志功が絵をかいた/ぼくより下手な絵をかいて/上手い、上手いとほめていた」。
私にもそれに似た話がある。知人が画家の安野光雅さんの絵を買って玄関に飾った。書留を配達にきた郵便局員が言った。
「奥さんも絵を初めたんですね」。
ピカソが世界の名画は子供の絵と言っていた。棟方志功さん、安野光雅さんは子供の心を持った画家だ。私も子供に上手になったね、と言われたら絵をやめようと思っている。
絵・「かめ(愚息小学1年生のとき)」。

2014年1月17日 (金)

今日の朝撮り・危機管理意識。

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今日、阪神淡路大震災発生からはや19年が経つ。早朝のテレビに映る地獄絵図がまだ記憶に新しい。
高速道路が積み木のようにいとも簡単に倒れている。途中から崩壊した先にはバスが半分はみだし、ほんの少しの余震でも落下しそうであった。
7年前機会があって神戸のメモリアルパークを見てきた。あの恐ろしさを忘れないためにと港の一部を遺構として保存されていた。3年前の東日本大震災後の遺構問題もいま大きな課題になっているがいまだ解決されていない。
人間は忘れやすい生き物。また日本人は危機管理意識が薄いという。
兵庫県は「伝える」「備える」「活かす」をキーワードに教訓を活かしている。ことあるごとに大きな声で後世まで伝えなければならないと思うのだ。
写真・神戸メモリアルパークで撮影。

2014年1月16日 (木)

今日の朝撮り・究極の美。

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映画「利休にたずねよ」を観た。
美を求める利休の心から故スティーブ・ジョブズが重なる。3分で100億円を生む男として、彼の巧みなプレゼンテーションは素晴らしい。
彼は話術で金儲けをしようとして身につけたテクニックではない。それは後になってお金が必然的についてきただけ、と彼は言っている。
彼のテクニックの裏には緻密で血の出る努力が隠されている。彼の前提には「シンプル」という美の世界から来ている。それは禅から学んだという。削って削って必要最小限のものを残す卓越さ。
利休は、我が美を否定する秀吉に屈することなく自刃するが、ジョブズは神がなにを間違ったのか命を削りとってしまった。
画家ハンス・ホフマンが「簡潔化というのは、不要なものを削り、必要なものの言葉が聞こえるようにすることだ」と言った。
耳を澄ましていると、若くして死した二人からもなにかが聞こえてくるようだ。
絵・フランスにて。

2014年1月15日 (水)

今日の朝撮り・どんと祭。

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楽天やベガルタ仙台など、ことあるごと参拝に訪れる神社とあってマスコミも大勢駆けつけている。新聞社のKさんとしばし立ち話をし人混みの中へ。
PM4時半、山のように積まれた松飾りやしめ縄に点火。乾燥していることもあって火は瞬く間に燃え盛り息ができないほどの熱に後ずさりする。
日が落ちる頃には裸参りの団体も次々と階段を駆け上がってくる。裸参りは昨年より多い3千人。時間帯によってはしばし行列も動きがとれないほどに。冷え込みんだ参道で順番を待つその姿は、まるで寒風にさらされそれに耐え忍カモメのよう。
まもなくあの大震災から3年目を迎える。東日本大震災からの復興、1年の無病息災、家内安全を願い御神火で私もそれぞれの思いを胸に手を合わせた。
写真。大崎八幡神社にて・点火、取り囲むマスコミ各社、海外からの観光客、裸参りの様子等。

2014年1月14日 (火)

今日の朝撮り・空から宝。

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大雪のニユースがトップを飾る季節になった。
雪国で育った私は子供の頃それを大いに喜んでいたが、いまそのような映像をみると気の毒というほか言葉が見つからない。
寝ても覚めても雪かき雪下ろしの心配ばかり。これだけはそこに住んだことのない人には到底理解できないだろう。
雪降ればさっと掃けばいいだろう、と言っていた人がいたが開いた口が塞がらない。堆積した雪のブロックをスコップで投げ捨てるのには相当の力と体力がいる。
社会生活において降る降らないでは相当なハンディキャップがある。毎日被災地のがれき処理をしているようなもの。政治を牛耳っている二世三世の政治家はほとんど都会育と聞く。除雪をしてからの出勤、帰宅後の除雪と雪国の人々は日々生産性を抜きにしての苦労が絶えない。
雪を宝にしての地域づくりはできないものだろうか。
日本国への観光客が史上初1000万を突破した。日本の魅力はクール、あるがままと口をそろえる。
知恵を使って雪を天からの贈りものとする術はないものか。
遷都を雪国に、それもいいか。銭湯で寛いでいる暇はない。
絵・クールジャパン里山「西川町近郊」の雪景色。山形新聞連載(12年2月14日)より。

2014年1月13日 (月)

今日の朝撮り・アザブジュバン。

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昨年、泉中央駅前(仙台市泉区)の大型スーパ店がリニューアルし店内は一段と都会的になった。
地下にはスタジオ風のクッキング教室、そして充実したお土産コーナなども設けられている。
突然目に飛び込んできたのが「麻布十番モンタボー」店名。ワープし一瞬麻布十番街の一角に立っているかのよう錯覚を覚えた。
麻布十番街は毎年個展でお世話になっているところ。
ホテルと個展会場の一直線上にこの麻布十番モンタボー本店がある。毎朝のジョギンでも必ず目にするので、我が地区でこの店舗名を見たときは正直驚いた。これもなにかの縁か。
フランス語風に言う「アザブジュバン」、地名も店もなんともお洒落で田舎育ちの私にはこの響きがたまらない。
流暢なフランス語でプレゼンした滝川クリステルさんの映像さえオーバラップしてくる。

2014年1月12日 (日)

今日の朝撮り・ねじをまく。

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当たり前のことが突然当たり前でなくった瞬間、いまでも鮮明に覚えている。
テレビもない。家族の目は自然とローソクの火へと集まる。身を削って明かりを放つローソクが愛おしい。
何日かし日が傾いたころ近所を歩いていた。銀行の前に差し掛かると、がらんとしたロービーに突然明かりがついた。
行員が外に飛び出してきて「点いた」と歓喜の声をあげた。私もとっさに「やった」と叫び行員と喜び合った。
ささいなことで、大人が跳ね上がって喜び合う、そんな気持ち失ってはいないだろうか。
手元にぞうさんの歌を作った、まど・みちおさんの本がある。
「いびき」という好きな短文が載っている。なにかを教えてくれる。
「いびき= ねじを まく ねじを まく ゆめが とぎれないように」。
震災を忘れないネジ、常にまくことを多くの人に伝えなくちゃ。 
写真・釜石にて。

2014年1月11日 (土)

今日の朝撮り・二人のノーベル賞。

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上京する際、新幹線で読む新聞を買った。ただあまりの混雑で新聞を広げて読む気分になれなかったので、バックの中に放り込んでそのまま忘れかけていた。そのバックを今朝整理していてそのことを思い出したのである。
自宅で何紙もとっているので、本当は捨ててもよかったのだがこの新聞には格別な思いがあった。
月一の安野光雅先生の連載記事が一面に載っているのだ。挿絵は金閣寺。
金閣寺といえば三島由紀夫が思い出される。三島はノーベル文学賞候補になっていたということが先日報じられたばかり。結局ノーベル賞は川端康成に決まった。三島の自決はそれが遠因とも言われている。それを苦にしてか川端康成が後彼を追うことになる。ノーベル賞は日本の宝2人をも死へと追いやった、というドナルド・キーンさんの推理が興味深い。
そんな血みどろの世界を、安野先生の優しい絵と雪でなにもなかったかのようにそっと包み込んでくれている。
絵・産経新聞(H26、1,5)より。

2014年1月10日 (金)

今日の朝撮り・飛翔。

Img_5873                                                                                                                                          

今年の正月は年賀を見る暇もなかったので改めて手にする。
「日本はどこにへ行こうとしているのかしら? TPPに始まり特定秘密保護法、高齢者等の生活を脅かす税制、東日本を置き去りにし大騒ぎの東京オリンピック招致。まさにじぇじぇじぇ。平和はいいが平和ボケになって戦争の足音を聞き取れずにいたらきっと倍返しの目に。領土、領空、核、各地でつづく政策への不安、反発、正体の見えない恐怖政治、どれもおもてなしなんかできないことばかり。行動するなら今でしょう」
と4つの流行語を織り交ぜて綴って書いてくださった野村路子(作家)さんの年賀が目を引いた。
彷徨っていた非日常の世界から、はたと現実の世界に戻った感じ。いつの間にか日の出が僅かばかり早まりに日中の時間もながくなっていた。
「冬来たりなば春遠からじ」。小さな灯火に向かって前進そして飛翔。
写真・「飛翔」松島湾船上から撮影。

2014年1月 9日 (木)

今日の朝撮り・青春の思い出。

Img_3060                                                                                                                                       

東京に寒波が訪れた上空に、友は静かに逝ってしまった。上京時はお正月を故郷で楽しんだ家族連れでごったがえしていた新幹線も、帰りは静かな日常へと戻っていた。
空席がめだつ車内で、彼が言っていたという言葉が何度も何度も頭をめぐる。「退職したら、前田君とヨーロッパや国内を旅するのが夢なんだ」と家族に楽しそうに語っていたという。会社の重責を担っていた彼は信望も厚く、恨みつらみをいうこともなく心優しく神様のような人だった、と会社の皆が言ってくださっていたことが友としてとても誇りに思えた。
仙台に戻り心身のスイッチを切り替え、前へ進もうとした矢先きベットへ臥してしまった。近年大事な友を3人も失ってしまった心痛、今回その一番の友を亡くしたショックからだろうか。一週間ほどパソコンや携帯を放り出し友と心を一緒にしてきたことが彼らへのせめてもの恩返しとなればいいのだが。
今朝「前田、オレのことはもういいから前に進め」と彼の声が耳元で聞いた気がし、ふとベットから起き上がった。いつもまでもこうしてはいられない。
元参議院議長故河野謙三がこんなことを言っていた。「体力は知識を乗せる車だ。道徳を宿す宿だ。心身共々健康でなければなにもできない」。
朝耳元で聞いた彼の言葉も、健康であればこそのこと。私の一番のファンでもあった彼、きっと上からいつまでも見守ってくれるだろう。
絵は、亡き友とスキーでよく通った山形蔵王(H25年1月22日掲載、山形新聞連載から)。

2014年1月 3日 (金)

今日の朝撮り・泣き初め。

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今年も例年のごとく元旦早々A君からの年賀状が届いた。
A君の年賀状はいつもシンプル。その分書面からは溢れるほどの優しさが読み取れる。
だが今年の年賀はどこか違う。A君らしからぬデザインで、声にならぬなにかを語りかけている。
2日朝、馴染みない方からのメールが入った。
A君のお兄さんのMさんとわかった。
「弟、Aが2日早朝他界しました」。
A君とは昨年の10月、麻布十番の個展で会ったばかり。体調があまり良くないとは聞いていた。その夜の一献も今回は中止し来年にしようと約束したばかりである。
突然の訃報になすべもない。
いつも胸ふくらませての上京が、とてもつらい東京行きとなった。
友の喪に服すため、しばらくSMSをお休みにさせていただく。
朝撮りが、夕撮りになり申し訳ない。
このようなことで、コメントをいただいてもしばらくご返事できかねます。お許しください。

2014年1月 2日 (木)

今日の朝撮り・日本人以上の日本人。

Photo                                                                                                                                           昨日は日の出に圧倒され、年賀状アップが1日遅れてしまった。

改めて明けましておめでとうございます。
元旦という良き日を祝う日本の伝統行事を迎え、ふと一人の人物を思い出した。ドナルド・キーン(アメリカ)さんである。昨年日本国籍取得された。
91歳という高齢にもかかわらず、終のすみかを日本と決めてくれたことは私達日本人にとって誇るべきでもある。そのドナルド・キーンさんは、いま日本人が忘れかかけた素晴らしい文化を再認識させてくれている。
経済効率性、功利性がすべての価値を決する時代、ドナルド・キーンさんからは学びものが多い。いま一度クールジャパンを見直し、心から誇れる日本にと願う。
司馬遼太郎さんだったか「伝統は守るものではなく、いかしていくもの」と言ったことが脳裏をかすめる。
さあ、今日(2日)の仙台は伝統行事の初売り。豪華景品がもらえるとあって、各地からそれを目当てに訪れる人も多い。朝のニュースでは昨夜から並んでいた人もいたという。

2014年1月 1日 (水)

今日の朝撮り・ご来光。

Img_6438                                                                                                                                             

新年明けましておめでとうございます。
ご来光を拝むため高台へ上がった。6時20頃には4,5人程度しかいなかったのに日の出時刻頃になると200人ほどに膨れ上がった。
ここは仙台西北部にある大型スーパー店近く。仙台の中心街を越え太平洋沿岸が手にとるように俯瞰できる。
日中は青々とした大海原を大型船がゆったりと滑っていくのが見える。
2年10ケ月前、突然その風景を悪魔が襲った。そして地獄絵へと。沿岸部は色を失い、櫛の歯が欠けたかのような荒涼とした景色に変貌してしまった。
いまそこに、ガンバレ、ガンバレと励ましっているかのような大きき太陽が顔を出した。
2014年被災地の皆様に幸多かれ。そしてSNSのみなさまにおいても素晴らしい年でありますようご祈願申し上げます。

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