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2014年4月30日 (水)

今日の朝撮り・若田光一さんもビックリ。

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カラカラに体が干からびても水に入れると元に戻る生物がいるという。まるで干し椎茸のようだ。
宇宙空間でも同じように水で蘇生することがISS(国際宇宙ステーション)にいる若田光一さんが実験し確認した。
この生物はアフリカのサバンナに生息し、大きさが1センチ程度。写真を見る限りコバエのような虫で、幼虫を2年半乾燥させたものを水に浸すと約3時間ほどで蘇生したというから驚く。その後6匹がさなぎになり1匹が成虫まで育った。
虫の名前がまた面白い。おい起きろと揺すられたのか「ネムリユスリカ」という。なんともユーモアで一度聞いただけで覚えてしまう名だ。
そんなペットがいたら欲しい。旅行に行くときは乾燥させ現地で水をかけ蘇生させる。これならどこへにも連れていける。そんな夢を見ながらネムリについていたらジョギングの時間だよ、と体をユスリ起こされた。

2014年4月29日 (火)

今日の朝撮り・Vサイン。

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山形に行ってきた。友人の陶芸作家Oさんが百貨店で作品の販売をやっているというので駆けつけたのだ。
昼時だったので高速をおりてすぐ近くの蕎麦屋に入る。初めて入る店だ。お座敷なので、上がりに据わり靴を脱ぐと目の前の壁に沢山のサイン色紙が目に飛び込んできた。
山形新聞に連載をしていたとき、掲載された絵が欲しいと言ってそのジクレー版画を買ってくださった方がいる。その人の息子さんはスノボーの選手で、冬季オリンピックにでられるほどの地元では有名人。その人のポスターも貼ってあった。真新しいのが蔵王で優勝したジャンプのさらちゃん(高梨沙羅)のサイン。写真入りで、店内で一番眩く輝いていた。
一期一会を大事にしたいと、店長の斯波さんはそんな方々が訪ねてくるとサインをお願いしているらしい。私の名刺をみて、新聞の連載をしていたことがわかり私までにも色紙のサインを求めてくれた。
それだけは勘弁と、Vサインで失礼してきた。
写真・買ってきた陶芸作家Oさんの作品(ペン皿)。ポールペンとメモ帳は私が個展会場で販売しているグッズ。

2014年4月28日 (月)

今日の朝撮り・つぶやき。

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今日の朝撮り・つぶやき。
今朝の地元紙のトップ面に、スキーを滑っている写真がどんと載っている。
よく見ると、自宅から30分もあれば行ける近隣のスキー場である。まもなく5月になろうとするこの時期に、スキーが話題になっていることは、今年の気象がいかにおかしいかということだ。現に私はこれを書きながらいまだストーブを抱いている。
昨年のいまごろはなにをやっていたか日誌を開くと、2日前にポルトガルから帰国し個展の準備にとりかかっている。Facebookには日本でいる時と同じくポルトガルでも毎朝ジョギングをしている様子や、日々の出来事がアップされていた。
例年百貨店で開催している5月の個展は、今年はお休みし久し振りのんびりとした春を過ごしている。天が今年の前半のスケジュールを空けてくれていたようにも思える。1月の知己の死、2月の入院、3月の大雪、どれもがややテンションのあがらぬものばかりが続いくことをみこんで配意してくれていたかのように。
GW開け頃からいよいよ8月の新規百貨店の個展の準備に取り掛からなければならない。まず今日は今月締め切りの雑誌原稿を頑張るか。それにしても新聞紙面で滑っているスキーヤー羨ましい限り。
絵・トマール(ポルトガル)

2014年4月27日 (日)

今日の朝撮り・心落ち着かない展示会。

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先日ハーレダビッドソンの展示会を見に行ってきた。
会場となった「夢メッセみやぎ」は仙台港すぐ近くにあり、東日本大震災で甚大な被害を受けた。その地震の半年前も全メーカーのモーターバイクショーがあり訪ねたことがある。
震災当日もこの会場では大きなイベントが開かれていた。映像を見ると広大な駐車に止められていた車が玩具のように籾くちゃになり会場へと押し流されてくる。訪れている客は押し寄せる津波に悲鳴を上げ、命からがら屋上へと逃げる様子が写されている。いまでも背筋が凍り付く。
天はそれを別け隔てなく悪をする。震災以後、私の頭の中では「今日という日は明日あるとは限らない」という言葉がいつも呪文のようにエンドレスしている。
今回のバイクの展示会は、怖さ見たさの心境で出かけたのだがやはりトラウマが先にきてどこか見てても気もそぞろで落ち着かない。

写真・いま売れに売れている3輪車。価格430万円。普通免許でヘルメットなしで走ることができる。羨望の的というより、津波がきたらこれに乗って逃げようとばかり考えていた。

2014年4月26日 (土)

今日の朝撮り・天命を知らず。

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本好きの女の娘が主人公ということで、久し振りにNHK朝ドラ「花子とアン」にハマっている。
それにしても当時の子どもたちはなんとしっかりしていることか。その若さでしっかりと自分を持っている。
我が身を振り返ると、自分探しなどといっては当時なにをしたいのか迷ってばかりいた。
そんなとき出会ったのが向田邦子さんのエッセイ「手袋をさがす」である。
手袋と自分の人生を重ね合わせ、どう生きるかを迷いつつその決心を披瀝した一人の人間の本音を吐露しているのである。
どんな人でも多くの悩みを背負いながら生きていかなけばならない。それに立ち向かう人間像に勇気をいただいたのだ。
論語で言う「40にして惑わず。50にして天命を知る」であるが、向田さんや花子のその早熟さには目を奪われるものがある。
横文字の店舗が増え「店名」を覚えきれずにいる自分は、「天命」を知るどころにはまだ至っていない。ごきげんよ。
写真・アトリエ「人生いろいろ」

2014年4月25日 (金)

今日の朝撮り・お休み。

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福島県と山形県に打合せ兼取材でお休みいたします。
また明日お会いできますことを愉しみにいたしております。
ごきげんよ。

2014年4月24日 (木)

今日の朝撮り・くち車。

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もう雪も来ないだろうと昨日夏用のタイヤに履き替えた。いままでは自分でやっていたがこれ意外と重労働なうえ時間の無駄ということがわかりやめた。
安いGSやカー用品店で交換してもいいが、多少高くともディーラーに頼むことにした。その分の対価として心地よいおもてなしを提供してくれる。コヒーを出されお迎えお見送りはまるで国賓(笑)なみ。
姪がGSが安いからと言って、先日交換をしてきた。ところがである。タイヤが摩耗しているので子供を乗せて走るのは危険と言われ、新しいタイヤと取り替えてきたという。
それを聞いた私は「やられた」と直感。知人の女性もその手の話をしていたことを思い出したのだ。その女性は車も古いことだからどうでもいいからと話に乗らなかったという。
メカ音痴の姪は子供の命となれば、とすぐ同意したという。タイヤ交換料千円のうたい文句に踊らされ予約したのはいいが、最終的にはその30倍以上の料金を支払うことになったのだ。
「そらみろ、安物買いの銭失い」と笑うと、鼻を膨らませ某メイカー車のカタログを携え街へと消えていった。

2014年4月23日 (水)

今日の朝撮り・ヤマザクラ。

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昨日青森のソメイヨシノが咲いたと報じられた。
元来桜といえば花と葉が一緒に咲くヤマザクラのことを言っていたようだ。いまでもソメイヨシノより風情があるという人がいる。
私もどちらかというと、豪華に咲き乱れるソメイヨシノより里山で咲くこざっぱりとしたヤマザクラが好きである。
山が笑うころ、好きな場所があって折にふれ訪ねる。松尾芭蕉が本合海(もとあいかい・山形県)から船で下り降り立ったところが清川(きよかわ)という小さな町。その手前の山肌に咲くヤマザクラが見事なのだ。
昭和45年4月、ここで悲劇が起きた。渡し船の事故があり、子どもたちを助けようとした若き教諭が亡くなったのである。
梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋まっている」という一節がある。
満開時のヤマザクラは清楚で妖麗を装っているが、どこか淋しげである。犠牲になった先生を思っての精一杯の笑顔なのだろうか。
絵・山形新聞連載にて描いた。

2014年4月22日 (火)

今日の朝撮り・頭クラクラ。

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Img_6775                                                                                                                                             
地域おこしでいま「蔵」がブームとなっている。
仙台市の隣村田町も多くの蔵が保存され「みちのく宮城の小京都」とも言われている。
箒、マッチ箱、かるめ焼きなどが並ぶ「カネショウ商店」前に車を止めると、店主の大沼さんがニコニコしながら出てきた。
せっかく来たんだから蔵を案内をしてくれるというのだ。200メートルもあろう街道沿いには栄華を伝える豪勢な店蔵(みせぐら)が23店舗程建ち並ぶ。
どの蔵も骨太で60㎝もする柱がいたるところに使われている。驚きの声を挙げると「蔵立派でしょ、これを見せると観光客のみなさん驚いて頭クラクラするといいますね」と人のいい店主がジョークを飛ばす。
この町がどうして栄えたのか初めて知った。紅花である。紅花は私の故郷山形ばかりと思いきや、当時の取引高が30億円もあったというからその繁栄ぶりが窺い知ることができる。それこそ頭クラクラである。
店蔵の見学後、店主の奥さんを紹介される。震災後NHK深夜便で毎回出演されてた方とお聞きしまた驚く。
お茶菓子として出されたのがかるめ焼き。懐かしい甘さが、商いで賑わっていた遠い昔の情景と重なって口の中に広がった。

2014年4月21日 (月)

今日の朝撮り・思い出の街にて個展開催(百貨店)決定。

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少しのんびりしたいと考えていた矢先、中合福島百貨店(福島県)さんでの個展が8月7日〜12日、急遽開催の運びとなった。
この百貨店さんは創業天保元年1830年、明治7年創立の老舗。福島駅前に建つ1,2号館の大きさは歴史の重さを物語る存在感がある。
福島は私とって思い出の街でもある。公務員をしていたころ単身赴任で半年ばかり駐在していた。それ以来実に23年振りの訪問である。
当時福島駅周辺は閑散としていた。そんなイメージと原発が頭にあり街の繁栄を懸念していた。が、大きなビルが建ち街全体が見違えるほど活気付いていたことに驚いた。
あのころ県庁所在地は福島ではありながら隣町の郡山のほうが賑やかで、郡山県庁をつくったほうがいいのではと揶揄さえ聞こえていた。そんな福島の街が息を吹き返し生き生きとした様子をみると、我がことのように嬉しくもあった。
百貨店での打合せを終えたあと、よく資料を調べに通った県立図書館、住居官舎、勤務先、そして通勤路を見て回った。周りの景色は一変したものの、官舎などはまだ以前と同じ建物であった。
しばし佇んでいると、スーツ姿で緊張した面持ちで役所ドアから出てくる自分の姿が目に浮かんだ。23年も経つのに、いまだすぐにでも当時の仕事に戻れるような気がした。長い空白が一瞬にして消え去った瞬間である。なんとも不思議なそして幸せな時間を過ごした。
写真・福島駅前から見る中合福島百貨店。手前、大作曲家・古関裕而ブロンズ像。8月に開催する美術サロン。

2014年4月20日 (日)

今日の朝撮り・今日は何の日。

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ジョギング中はアイフォンで「らじるらじる(NHKデジタル放送)」を聴きながら走る。
NHK定番の「今日は何の日」が流れた。このコーナはいつも軽く流すのだが、今日はその特別の日に立ち止まったほどである。
4月20日という日は、いまだ私の体の中に刷り込まれているからだ。
今日4月20日は「逓信記念日」である。飛脚制度に代わり新しい郵便制度を実施した日である。郵政人にとってこの日は晴れがましい日でもあり式典で忙しい日でもあった。
若かった私は、それらに関係する所属部署にいたため忙しく飛び回っていた。この日は30年勤続表彰や、事業優責者らの面々が式典会場に集まる一大イベントの日でもある。
当時は職員数も多く式典会場は厳粛かつきらびやかなムードに包まれ、映画のワンシーンを観る思いであった。仙台は桜も丁度見頃で、式典の終わったあと桜の下で撮る記念写真は、まるで谷崎潤一郎の世界であった。
奇遇にも古を振り返って佇む自分に、このような句が迎えてくれた(写真・ジョギングコースにて)。

2014年4月19日 (土)

今日の朝撮り・里山。

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桜前線は粛々と北へ向かって上陸していくものとおもいきやそうでもない。
仙台の桜も終わりにかけ、次にバトンを繋いだのが奥羽山脈をまたいで山形。一歩横にずれた感じである。
この絵は昨年山形新聞連載で描いた南陽市近郊。里山の雪も消え、色のない景色にぼんぼりの日が灯すかのように咲く桜。水にしたした干ししいたけを戻したかのように景色が大きく膨らんでくる。
春風に乗って子どもたちの声が聞こえてきた。運動会の練習だろうか。それに混じって鶯まで美声を披露してくれる。青く澄み切った上空では雲雀がホバーリングしながら忙しく囀っている。
バイクをとめ大きく息を吸うと、生暖かい土の匂いが鼻孔をくすぐる。里山の春の匂いだ。なんとも長閑で心が洗われるよき季節である。

2014年4月18日 (金)

今日の朝撮り・お休み。

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本日、福島県出張のためお休みとさせていただきます。
また明日お会いできますことを愉しみにいたしております。

2014年4月17日 (木)

今日の朝撮り・わがこころの旅。

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久し振りにバッハの「無伴奏チェロ組曲 第1番」を聴いた。
この曲を聴くたび私はある人の顔がよぎるのである。チェロ奏者パプロ・カザルスの母ピラールである。
NHKで以前「世界・わが心の旅」という番組をやっていた。それに出演していた安野光雅さんが、サンサルバドル(スペイン)の記念館にピラールの絵を描いて置いてきている。
記念館にあったピラールの写真が貸し出されたまま行方不明になった。そのことを館長から聞いた安野さんが本の中に載っていたピラールを絵にしてやったのだ。
鉛筆画にほんの僅かの色をさした絵だが、のちカザルス(80歳)と結婚するマルタ・モンタニエス(20歳)にどこか似ている。その絵が私の脳裏にいまだはっきりと焼き付いているのだ。
つい先だって、店に突然入ってきた初老の紳士がその店主の横顔をあっというまに描きあげなにも言わず立ち去った。アップした絵がこれである。モデルとなったのがカフェ&ギャラリーガレのママ。
絵をみた瞬間、「ピラール」という名がふと私の口元から漏れた。

2014年4月16日 (水)

今日の朝撮り・ボンジュール。

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冬眠していたオートバイを昨日初めてアトリエから出した。
点火すると寝起きすぐとは思えぬ勢いでエンジン音を奏でる。五臓六腑をすくい上げるような低音、もっとも心地良い瞬間である。私の春はこれがスタートだ。
オートバイを購入したのも丁度桜が満開のこの時期だ。入学式を秋に変更しようと取り組んだ学校もあったが、日本人にはやはり春がふさわしい。自然も生き物もすべてが躍動する季節だからだ。
写真は、昨年仙台市内にできたばかりの「らいずかふぇ」店。
マスターは元某テレビ局を退職しライダーが集まるカフェをつくった。店名は店主の苗字である「米(よね=ライス)」さんから。それともライダーからきたものか。米さんも自らオートバイを走らせる。愛車のBMW1200に乗って毎日やってくる。
春の日差しを浴びながらしばしオートバイ談義に花が咲く。いただくカフェはどこかパリのオープンカフェ気分。一口口にするごとに呟く。上品な味に「らいず・かふぇ」」と。
*落ちがわかった方は、コメントをよろしくね(笑)。

2014年4月15日 (火)

今日の朝撮り・ようやくハクモクレン。

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海抜50メートルの住宅地に住む我が庭にも遅い春が訪れた。スイセンとハクモクレンが咲き始め荒寥としていた庭に色が加わった。
ただハクモクレンは咲き出すと、あれよあれよと花開きやがてバナナの熟した皮ような色になってぼたりと落ちてしまう。
そのさまは早撮り映像をみるかのよう。白い清楚なドレスを着た歌姫が登場したかと思うと吹きあげたスカートを押さえるモンローに変身しそして濡雑巾になって落下する。どこか我が身を重ねてしまう。
でも寒風吹き荒れる庭先に蕾が膨れ上がってきたときの喜びはひとしおである。そんな春告花も本来桜の前に現れ、そして席を桜に譲っていくのだが我が家近隣は春の花すべてが一斉に咲き始めるのだ。
それにしても今年の春はいつになく寒い。いまだストーブを抱きかかえての仕事部屋。
といっても若かった頃の花見も寒かった記憶がある。入局のころは、時間休を取らされ陣取りをさせられた。日が落ちぼんぼりに火が灯す頃になると体が冷えトイレが近くなる。
しかしみなが集まるまでは確保した陣営を守らなければならないから我慢。そのあと先輩たちから差し出された冷えたビールの一気飲み。これも「艱難辛苦玉を磨く」とばかりありがたく受け取っていた。すべて修行と思い込んでいた青春が懐かしい。

2014年4月14日 (月)

今日の朝撮り・お休み。

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2014年4月13日 (日)

今日の朝撮り・桜全開。

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週末にあわせるかのように仙台は桜が見頃となった。
柴田町(仙台近郊、柴田郡)は一目千本桜で有名である。
東北の人気お花見スポットランキング第一位、行ってみたい桜名所ランキング第三位にもなっている。
白石川堤に1200本の桜並木が8キロにも渡って続く。
私が行ったその日は晴天には恵まれたものの白石川を渡る風が強く、満開の桜の大木は獅子が舞う毛振りをしているかのように揺れていた。
それでも咲き初めての最初の土曜とあって各地から大勢の花見客で賑わっていた。
近くにはJR線が走っている。この時期船岡駅から大河原駅までの間、速度をおとしてのサービス運行をしている。
風が穏やかなときは、残雪をいただく蔵王連峰や満開の桜並木が清流の白石川に映り、もののみごとな風景を見せてくれる。

2014年4月12日 (土)

今日の朝撮り・天井裏に魔物が。

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震災前、何匹かのハクビシンが書斎天井裏を走り回っていた。それが地震発生後ピタリと姿を消してしまった。
しばらするとそこからまた奇妙な音が聞こえてくるようになった。戻ってきたのだろうか。
だがどうも足音ではない。箸のような細い棒で天井裏を一定の間隔で叩く音である。
ハクビシンの家族に不幸があり、弔いのお経でもあげているのだろうか。
脚立を持ち出し恐る恐るその音のする箇所を持ち上げた。するとずっぼっと音を立てこぶし大ほどの穴があいてしまった。同時その穴から奇妙な音が……。
なんて続きを書いていきたいところだが、紙幅がないのでこれで終わり。まずはその正体をあかすと。
震災のときアンテナが倒れ、その際屋根に15センチ程の穴をあけたらしい。それが時間とともに腐食し雨が漏れだしたのだ。
前田家の被災地の復興はいまだ終わらないでいる。
それにしてもハクビシンどこへ行ってしまったのだろうか。冷たい雨水に打たれ、風邪でも引いたのだろうか。ハクビション。

2014年4月11日 (金)

今日の朝撮り・書はみだりに読むな!

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今日の朝撮り・書はみだりに読むな!
儒学者佐藤一斎曰く。
「書はみだりに読むべからず、必ず択びかつ熟するところがありて可なり」。
それには深い意味が隠されているように思う。根底に目には見えない数多くの根っ子が生えていて、それを辿って行くと思いがけない無尽蔵の原石に出くわすような気がしてならないのだ。セレンデビティ(偶然の出会い)のようなものだ。
例えば私の崇拝している安野光雅さんの本を読んでもしかり。文章の端々に私の知らない世界が沢山出てくる。また知らない人物も沢山出てくる。その人達は俳優だったり数学者だったり。それがおしなべて文章にたけている。つい膝を叩いてうなってしまうほどの文章を書くのである。
最近エッセイのお手本ともなるような人に出会った。女優の高峰秀子さんだ。いうまでもなく往年のトップスターであったが、その文章の旨さには度肝を抜かれる。向田邦子さんと同じ身の回りのことをただ描写しているのだが、玉珠の作品となっているからお見事である。
男性では俳優の池部良さんが鋭い文章を書かれている。人生経験がすべて肥やしとなり昇華しているのだ。
安野光雅さんだったと記憶しているが初めてお会いしたとき「絵を勉強するより世間を勉強しなさい」と言われたことがある。安野さんは画集以外にもおびただしい数の本も書かれている。
馬齢を重ねるごと「絵を勉強するより世間を勉強しなさい」、その意味がじわじわと心に沁みてくるのが分かる。
写真・文庫本表紙、すべて安野光雅さん絵。

2014年4月10日 (木)

今日の朝撮り・花見山。

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「福島に桃源郷あり」と紹介したのが、写真家の故秋山庄太郎さんである。
この花見山は三代目阿部一夫さんの私有地で、この桜の季節無料で開放している。
山全体が桜をはじめ60種類の花々で染めつくされ、豪華絢爛と咲き誇る姿は見事というほか言葉がみつからない。
震災前、新聞の連載のため訪ねたことがあるがファインダー越しに見る全容はこの世のものと思えないほどの圧巻であった。
福島原発でいっとき中止したが、昨年再会。地元の人ばかりではなく全国からこの短期間に30万にもの観光客が訪れる。
絵・「花見山公園(新聞連載・河北新報「前田優光の鉄馬とパレット、気ままに東北写生旅」22年4月19日掲載)

2014年4月 9日 (水)

今日の朝撮り・心のもやもや。

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日曜日、車を被災地石巻市に向け走らせた。休日の早朝とあって三陸高速道路は閑散としている。
東京のNPO法人「女子教育奨励会(事務局長・薗田綾子さん)」が、子供さんを対象にした「お絵描きストレスケア」を石巻で開催するということで取材をさせていただいたのだ。
イギリスで活躍している溝口あゆかさん(心理カウンセラー)を特別講師に迎え3時間ほどのワークショプである。
私個人として被災地の子供さん達とお絵描きごっこは何度かさせていただいているが、形にしたセラピー方法を目にするのは初めて。この法人でやっているセラピー方法は「つぼトントンセラピー」という手法。トラウマからの解放やヒーリング効果もあるという。その効果の程を私自らも被験者となり体験させてもらった。
絵は心の声ともいう。心の傷は絵にも現れる。その凝り固まったもやもやを体のつぼを使って解き放していくのがこのセラピーである。時間が経つにつれどこか不思議な感覚にとらわれた。グレーの心に色が徐々に増えていくのが実感としてわかってくるのだ。
解放された気持ちで外に飛び出すと、深い青空が広がっていた。震災時疲れきった顔で静まり返っていた石巻駅。もうあの顔は消え、生気を取り戻し毅然とした姿で佇んでいた。駅舎の石ノ森章太郎の絵とモニュメントはいまにでも動き出しそうに、紺碧の空の下で輝いていた。
写真・「石巻駅とお絵描きワークショップ風景・子供が描いた心のもやもや」。

2014年4月 8日 (火)

今日の朝撮り・うきうき。

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昨日「梅は咲いたか桜はまだかいな」なんて暢気に「しょんがえ節」なるものを歌っていたら午後突然、仙台の桜開花が報じられた。
私の住む住宅地は海抜50メート。山からの吹き下ろしで昨日は強風が吹き荒れ、日差しはあっても肌寒い。そんな中での発表だったので、つい「嘘」と呟いてしまった。
ただどの新聞の折込をみても春の息吹が飛び散っている。
「春、桜、はる、さくら、ハル、サクラ」という文字がところ狭しと踊っている。
古ぼけた私の頭のなかのラジオから聞こえてきたのは、「♫ 重いコート脱いで 出かけませんか もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか」。キャンディーズの「春一番」。
東京に住んでいたいたころ、花より団子ならぬスキーに夢中。雪を求め北海道ニセコへよく飛んだ。ここで流れる曲も「春一番」。うきうき滑るスキーもいつもよりよく回った。
重いコートを脱いだ子供達もうきうき。
子供は雨でもないのに長靴をはくのが大好き。傘をさしてはパラシュートごっこ。
子供が弾めば、ワンちゃんも蛇さんもカエルさんも小鳥さんも一緒になってうきうき。
さあ、春の到来だぁ。

2014年4月 7日 (月)

今日の朝撮り・梅から学ぶ。

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東京の桜も散り始め、まもなく桜前線は仙台へと上陸してきそうだ。
早朝のジョギング、今日はコースをかえ公園の中へ。
突然立ちはだかった梅の花に足が止まった。
いつも「今日の朝撮りをどんな料理にしようかな」なんて考えながら走っているので、このところ風景に目がいかなかったようだ。
起き抜けの朝の気温はまだ肌を刺す寒さだが、プリズムのように煌めく光は確かに春のもの。飛び散る光を受け花片は妖精のように咲き誇っている。
日本に生まれて良かったと思う瞬間でもある。
ゴッホは日本に憧れていた。アルルにいけば日本を感じることができるのでは、と思っていたらしい。広重の「亀戸梅屋舗」を模写したのもうかがい知れる。
こんな幸せな気持ちに満たされながら、反面梅を見るたび自己反省。
「桃栗三年柿八年、柚子の馬鹿野郎十八年、梅のすいすい十六年」。物事は簡単にうまくいくものではない。一人前になるには地道な努力と忍耐が必要。そんな教訓を唱えながらまた次のステップへと背を押してもらう。まだまだ先は遠い。憧れにむかってもっともっと走ろうか。

2014年4月 6日 (日)

今日の朝撮り・おやすみ。

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2014年4月 5日 (土)

今日の朝撮り・今日はなんの日。

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その日初めて愛車のハンドルを握ると、「今日は〇〇の日です」と挨拶をしてくれる。
彼女言うには今日4月5日は「たまごの日」ということである。語尾の「ご」という響きから無理矢理に作った感もある。それにしてもこうも毎日いろんな日があるものだ。
このたまごいまは昔と違いあまり存在感が希薄しているような気がする。昔は病気した人へのお見舞いには欠かせないものであったと聞く。
滋養がつくといわれ、二日酔いの父などは出かけにイッキに生たまごを飲んでいたのを覚えている。考えてみれば生き物をつくる生命体がすべて入っているんだからすごい食べ物には違いない。
小さかった頃、生たまごに入っている白い紐状のものが嫌いで食べるのに困惑した。これは「カラザ」といってたまごの要でもある。真ん中にある黄身を両端から引張り、中心がずれないよう支えているのだ。ようはハンモックのようなものである。そしてそのカラザには抗がん作用があるというからタダモノではないようだ。
たまごの日ぐらい夕餉はカニ玉でもおねだりしてみようかな。
絵・拙著『愉しくなくちゃ 絵ではない』から。

2014年4月 4日 (金)

今日の朝撮り・今日が明日もあるとは限らない。

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さだまさしさんのコンサートに続き、翌日(昨日)熊谷達也さんの講演会に行ってきた。
講演会は自分へのサプリメントと思い、機会あるごとに出かけている。
熊谷さんは多くの賞をいただいている。山本周五郎賞、直木賞のダブル受賞は記憶に新しい。佐伯一麦・伊坂幸太郎・伊集院静さんら同様いずれも仙台を拠点に活躍されている作家である。
この人との出会いはバイクである。『虹色にランドスケープ(文春文庫・熊谷達也著)」を読んでいて、熊谷さんがBMWを乗っていることを知る。丁度、私がバイクでに乗って旅をするという新聞の連載をいただたとき手にした本である。
バイクを題材にした小説であるが単なるバイク紹介誌とは違い、北海道を舞台にしたスケールの大きい物語である。
昨日の講演会は上梓されたばかりの『微睡みの海』を語る内容であった。震災直前の気仙沼市(宮城県)にある架空の街を舞台に恋愛物語が繰り広げられる。
これを書いた背景を熊谷さんから聞くことができた。
小説は震災前日の10日で終わる。翌日あの恐ろしい日がこようとは誰も知らない。今日が明日もあるとは限らないということを言いたかったのである。
それを聞いて、読み終えたばかりの本から活字が一瞬にして消え伏せすべてのものが壊滅していく光景を思い浮かべてしまった。

2014年4月 3日 (木)

今日の朝撮り・既成概念。

Img_3239                                                                                                                                          

幕開けは仙台フィルハーモニー管弦楽団60人体制での「北の国から」の演奏で始まった。1000人近い聴衆が見つめる舞台に真っ白な衣装をまとったさだまさしが登場。
「さだまさし全国 コンサートツアー2014」である。ピアノ倉田信雄、指揮監督渡辺俊幸という豪華版。
実はなにを隠そう私は演歌系の人間である。今回初めてこの類のコンサートに大枚をはたいて突入。要はさだまさしのトークからなにか学ぶものがないかという魂胆と、自分が立っている軸足の確認をしたかったのだ。
第二部。ずれていた波長が突然ピタリと重なりあうものを覚えた。熱い動悸が襲う。彼がオーケストラで歌う思いが、私が常に考えているコアと一致したのである。
オーケストラはカラオケと違って束縛されない。カラオケは既成概念に自分を合わせていかなければならい。しかしオーケストラは自由に表現ができそのうえ人情の機微に触れるような心地よさがある。そんな彼の言葉に共鳴したのである。
これは表現者にとって大事なことである。スキーを指導していたときも同じことを私は心がけていた。教程通りの教え方をしていてはその人個人の殻を抜け出させてやることはできないのだ。
絵の道でもしかり。私は組織に入らず教室を持たず常に表現者とはどうあるべきかを考えてきた。個展の都度百貨店の外商の方に言われることがある。
「どうして、価格が全て違うんですか。どうしてマットの大きさ(絵)が違うんですか」と。それは既成概念を取っ払い表現者に周りのものを合わせていくという理念を貫いてきているからである。
その価格に合わせその大きさに合わせるように描くのは、「描かせられている」からと思うのだ。歌わせられているのではない。
さだまさしは幾つかの顔がある。小説、映画監督、そしてトークそれらすべて美として昇華させている。その答えはトークの中に見出すことができた。表現するものが違っていても、なにか通じるものがあり大きな収穫でもあった。

2014年4月 2日 (水)

今日の朝撮り・続投&新連載。

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自分で言うのもおこがましいが、と言いつつちゃっかり宣伝を。
昨年から連載していた情報誌『仙台っこ』の表紙、今年も引き続き描かせていただくことになった。おまけに今年度は私のエッセイ「旅・絵とせとら」の連載も始まる。
この『仙台っこ』1995年創刊し20年近く続いている人気タウン誌である。
本日、ジャパネットたかた社長にかわってまえだ社長に口上してもらった。
「みなさん、今日は前田さんの作品をご紹介させていただきます。まず目につくのがこの表紙、とってもいいですね。読み終えたらここだけを切り抜き額縁に入れればお部屋のインテリアとして飾ることもできます。どうですかぁ、皆さん。
さらに表紙裏には絵にまつわるコラム。まるで宝石を散りばめたかのような文章がとっても心地いいんです。そして新連載の旅エッセイはヨーロッパの各地を歩いた前田さんならではの視点、楽しいお話しが聞けますよ。団子三兄弟てんこ盛りという豪華さです。
はい、気になるのがお値段ですね。みなさんその値段を聞いてびっくりなさらないでくださいね。昨日から消費税があがったというのに、なんと、なんと税込みたったの300円ですよ。どうですかぁ皆さん、その消費税は据え置きとさせていただいているんです。
なんて太っ腹なんでしょう。
また2ヶ月に1度の発行ですので皆様方のご家計には一切ご負担をおかけしない価格です。さぁ、みなさん、心が少しでも動きましたらいまがチャンスですよ。
仙台市の皆さんは書店で、他県のみなさんは下記のHPで年間購読ができます。なおご購入されなくとも、昨年の表紙絵もご覧になれるなんていまどきどこにもありませんよ。どうぞ皆さん、まずはHPをご覧ください」。
流石たかた社長ならぬまえだ社長、上手い。いいね。
お申込みになりたい方。昨年の表紙をご覧になりたい方は。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281684021/

2014年4月 1日 (火)

今日の朝撮り・新年度。

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BBC(英国放送協会)によると、ビッグ・ベンの時計がデジタル表示されることになり、不要となった針を聴取者のみなさんにプレゼントするとうニュースが流れた。
これ、真っ赤な嘘。
今日はエイプリルフール。かつて世界中の新聞等で4月1日に嘘のジョークニュースを報道したという。ビッグ・ベンのニュースは日本にも流れ問い合わせが相次いだ(1980年・2008年新聞掲載)。
ジョーク・ユーモアは楽しいが、ただこの手のニュースは一歩間違えばきな臭い事件にもつながるから怖い。
せめて「お前は綺麗だよ」ぐらいにして欲しい。
アップした絵はやや色褪せてしまったが20年前描いたビッグ・ベン。♫キーンコーンカーンコーン♫(学校のチャイムの原型)の鐘の音を思い出すと、授業を終え家路に急ぐ子供の頃のころを思い出す。学校から開放され、弁当だけのランドセルをガタゴトならしながら。
いまは人生の終焉をせかされているような音に聞こえ落ち着かない。そんなとき口から出るのが「60,70は鼻垂れ小僧、男盛は百から百」。そう言い切った平櫛田中は107歳まで芸術家として生き抜いた。それまではまだまだだ。

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  • 河北新報出版センターから『愉しくなくちゃ絵ではない』が発売されました。  ゆるかわの小鳥さん夫婦がヨーロッパの街をご案内します。 癒される一冊です。 著者/前田優光。

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