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2014年6月30日 (月)

今日の朝撮り・「ねむの木」。

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自宅のねむの木の花が咲いた。
この木の名で「ねむのき学園」園長の宮城まり子さんが思いだされる。宮城まりさんは往年のスターで、作家の吉行淳之介さんとの恋愛が話題をよんだ。そのことは私の胸に甘美な思い出として残っている。
ただその恋に羨んでいたのではない。文章を書く魅力にとりつかれたのは、吉行淳之介さんの本に出会ったことからでもある。
「大型バスが走っている。舗装された道が一本、真直につづいていて、その左右はひろびろとした野原である」これは『夕暮れ(新潮社)』の書き出だしである。
センテンスが短くそして簡潔なみごとな描写。映像がぱっと浮かんでくる。こんな文章が書けたらと何度書き写したことか。
絵も文章と同じと知ったのはそのあとからである。安野光雅先生が「絵は技術ではなく心をみせあうもの。そして喋りすぎない」とアドバイスしてくださったときは、電光石火のごとく吉行淳之介さんの文章が思い出されたのである。

2014年6月28日 (土)

今日の朝撮り・「我がこころのまま」。

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昨日の絵、どうにか描き終えた。
これから夏だというのに、赤鼻のトナカイを空に描き込み走らせてみた。
先日依頼されたクリスマス・バージョンの絵がまだ頭に残っていたからか。
これで完成なのだが、まるで子供の絵である。でもこれでいいと思っている。
新聞で谷川俊太郎さんがこんなことを言っていた。
「僕は詩を書くことで、自分の中の子どもを抑圧せずに済んでいる」と。
大人になると知識や体験が増える。もう若い頃の野放図や好奇心が失われてくる。我が心のままに従い、それにとらわれない精神が創作の源にもなるのだ。と言っているのである。
同感するものがある。。そんな心をいつまでも大事にしたい、と改めて自分のスタンスを確認する。

2014年6月27日 (金)

今日の朝撮り・「おまじない」。

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今日の朝撮り・「おまじない」。
秋そして来春の個展の絵に着手。といってもまだ大きい絵には心がすすまない。そこで筆休めとして小さな絵を描いている。
筆を持つと自然と自分の原点となるヨーロッパの建物を描きたくなる。
どうしてだろうか。ヨーロパの地に初めて足を踏み入れたのは丁度30年前。そのとき不思議に涙が溢れた。自分の心の故郷に戻ったかのような懐かしさを覚えたのである。もしかして私のルーツはヨーロパにあるんだろうかとも思えたのである。
だから筆を持つとどうしてもこんな絵が生まれてくる。ヨーロッパの街はもうなにも見なくとも手が動くのだ。あとは自分の「感性」というおまじないをかけ完成! 明日できあがった絵をアップしたく考えている。

2014年6月26日 (木)

今日の朝撮り・「なぜ旅にでるの」。

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今日の朝撮り・「なぜ旅にでるの」。
急きょ依頼の原稿、絵と物語を無事送信することができた。どっと脱力感を覚える。
いつもの連載締め切りはいま少し時間の余裕があるので、ここで溜まった新聞の乱読と本の乱読としよう。
3紙から2紙に減らしたが、これでも油断をするとたちまち未読新聞の小山ができる。
IT革命の恩恵で速報性のあるニュースは瞬時チェックできるが、新聞にはそれだけでない宝が詰まっている。それを探すのがまた心躍る作業。新聞はわたしにとって大事なツール。
外山滋比古さんの著書に『乱読のセレンディピティ』というのがある。セレンディピティとは偶然の出会をいう。そんな活字の中での旅をずっと続けているが、ただそう簡単にはお目に敵うものに出会うとも限らない。だから人生楽しいのだろう。
「ね、なぜ旅にでるの?」「苦しからさ」。太宰治の名作『津軽』。太宰らし名句が思い出される。
絵・センテンドレ(ハンガリー)。脈絡がないがなぜか「セレンディピティ」でこの町が思い出された(笑)。

2014年6月23日 (月)

今日の朝撮り・「遠い遠い北海道の旅」。

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カレンダーに書き込んである「北海道ツーリング」という表示がうらめしい。二年前から計画していたバイク旅である。
ここ5年ほどの天気を鑑み、このあたりが一番晴れると踏み昨年の暮れに日程を決めたのだ。苫小牧まではフェリーで行き、そこから1週間ほど道内をまわることになっていた。
北海道のバイク一人旅は初めてだ。だから今年の春はヨーロッパをやめこれにかけていた。
その計画が頓挫してしまった。その遠因がいくつかある。
まず躓いたのは1月の無二の友親の死。2月の手術で入院生活。3月、夏の百貨店での個展依頼でその準備。4月、連載が新しく始まった。5月、講演会の準備そして童話カレンダーの依頼。6月、9月のホテルでの個展開催決定、その準備。秋は東京、仙台と個展で埋まっている。もう動きがとれなくなってしまった。それに韓国の痛ましいフェリー事故も気にかかった。
唯一慰めてくれたのが天。梅雨のない北海道、今年は異常気象で雨が二週間も降り続いているという。天気も人生も先を読むことの難しさを改めて実感。だから人生楽しいのかも。

2014年6月22日 (日)

今日の朝撮り・「カルチャー」。

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週末の朝のジョギングは特に愉しい。土曜は「文化講演会」日曜は「古典を講読・松尾芭蕉」を聴きながら走れるからだ。
芭蕉と言えば、シェークスピアとならんで聖という「冠」がつく名だたる人物。
折よく新聞のコラムにその二人の人物像が載っていて興味がそそられた。
誰しもがその二人は当時の知識人とおもいきや、以外とそうではないらしいということである。それはそれとして、ただこの二人はどうしてあの素晴らしい作品を残せたかということが語られいた。
「作品は知識で書くものでもはない。頭だけで書いた作品はつまらない。それは知識や常識に縛られるから」ということだ。なにか絵にも通じること。
ではなぜ二人は世に傑作を残せたのだろうか。それは前述に書いた言葉につきる。
考える先には「文化」という言葉が頭に浮かぶ。文化は英語でカルチャー、「栽培」という意味である。日本人はよくもいうと結果ばかりを気にする。賞賛されるような答えばかり探しだそうとしている。それは結果であって、大切なのはその過程である。
結果という花を咲かせるための土壌が大事(カルチベート)なのである。異口同音に谷川俊太郎さんや、太宰治がそれを言っている。学歴ではなく常に勉強、耳学問に勤しみつねに頭を耕し表現の可能性を探求していることが大事、と教えられる。カルチベートされた柔軟な頭が、絵や文をかかせそれがやがていいしれぬ名作に化けていく。
「文化」という二文字をもう一度振り返り、我が身を震え経たせたいものである。
絵・シェークスピア架空舞台

2014年6月18日 (水)

今日の朝撮り・「ぼくが ここに」。

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Dm                                                                                                                                          
時折しか書けなくなった「今日の朝撮り」。それを鶴首して待っていてくださる方が何人かおられる。そんな幸せなことはない。今朝少し時間が空いたので昨日に続き書かせていただく。
重なるときは重なるものだ。他県某百貨店から秋の個展のオハーがきたが泣き泣きお断りをしてしまった。
この手の仕事は人任せにできないところがある。バッティングしても片方を誰かに任せたら、と言う人がいるが私にはそれができない。
個展会場は私の舞台でもあるのだ。代役の舞台はつまらないのと同じくその人がその場にいてはじめてそれがその人の作品となるのだ。舞台演出がなされその空気感が大事なのだと思うのだ。
先日亡くなったまど・みちおさんの詩に好きな詩(「ぼくが ここに」)がある。
「ぼくが ここに いるとき ほかの どんなものも ぼくに かさなって ここに いることは できない もしも ゾウが ここに いるならば その ゾウだけ マメが いるならば その一つぶの マメだけ しか ここに いることは できない ……」。
来月から何らかのイベントが毎月続くが、「ぼくが ここに」を大事にしたい。 
写真はできあがった8月の個展のDM。予告まで。

2014年6月17日 (火)

今日の朝撮り・子供の絵が語るもの。

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いま来年の暮れの仕事をしている。絵と物語の創作だ。
来週頭が締め切りなので、ここ何日か頭を尖らせ集中していたが漸くトンネルの先へ差し掛かった。あとは一気に抜け出すだけだ。
少し心の余裕ができた頃合いをみて、7月10日の原稿を書いている。原稿と言っても昼と夜の部の主催者側としての挨拶文である。当日(1945年)は仙台市に焼夷弾が落とされ1千人が亡くなった日。その日を仙台市では戦災復興記念日としている。そこで作家の野村路子さんに講演してもらうのだ。
題目「生きる力 子どもたちの絵が語るもの」。
創作する喜びは生きる力になることを、東日本大震災に重ねあわせ語り継ごというものだ。野村さんとは何度かボランティアで一緒にしている企画だが、お陰様で夜の部は既に埋まった。
昼の部はまだまだ余裕がある。お近くの方は是非仙台戦災復興記念ホールへお越しを。

2014年6月11日 (水)

今日の朝撮り・爪の垢。

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「医療はひとの体にタッチするアートです。そして絵画や音楽は、ひとの心にタッチするアートです。このどちらかが欠けても、本当にいきいきした人生は送れないのではないでしょうか」。
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんの著書『アートでいきいき」の中に書いてある言葉である。
日野原さんは音楽にも絵画にも造詣が深く、病院内に絵画が沢山飾られていたのが印象深い。
100歳のとき講演会を聞いたことがある。長時間腰掛けることなくユーモアたっぷりのお話に聞き入った。102歳のいまもなお元気で全国を講演活動で飛び回っている。
その日野原先生が私の描いている『仙台っこ』の表紙を持ちポーズを撮っておられた記事を見て驚いた。
「60、70は洟垂れ小僧。男盛りは百から百」故平櫛田中の言葉が思い出される。日野原先生から見る私など洟垂れ小僧。先生の爪の垢を煎じて飲めば、希望の炎が赤々と見えてくるような気がした。

2014年6月 3日 (火)

今日の朝撮り・ライフワーク。

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どんなにも忙しくとも伝えたいことそして伝え続けたいことがある。
震災直後から、東京や各地で募金活動やまた自腹を切っての寄付を含め子どもたちの支援活動をさせていただいている。今回は別の角度から大きな構想の「千年希望の丘」植樹祭に参加した。
5000人を集い、森の堤防を造るというでっかい取り組み。今回はその第二回目。
主催地は宮城県岩沼市。希望の丘(避難場所約11メートルの丘)を約8キロ地に渡り15基つくる。そこには丘と丘を繋ぐ森の堤防を張り巡らすのである。
今回の植樹祭では苗木が約6万本、瓦礫を埋めた土の土手に植樹された。20年後にはそれが見事な森へと成長し津波を防ぐ防波堤となる。森はやがて豊かな自然へ、そこから生まれる森の養分は海へと流れる。理にかなった構想である。
この日は全国からのボランティアを含め、小泉進次郎さんや多数の芸能人も参加し国内最大級の植樹祭となった。
千年先の子どもたちに夢と希望を届けるこの企画、また一つなんらかの恩返しをしたかのような清々しさはなんとも心地よい。
写真は珍友いや親友(画家仲間)の山ちゃんとイチロウちゃん。

2014年6月 2日 (月)

今日の朝撮り・新刊発行。

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バタバタしているうちに次号が書店に並んだ。
前回ジャパネットたかた社長流でこの「仙台っ子」の告知をしたところ、沢山の方々からのご反響をいただいた。また年間購読の手続きまでしていただいた方もおられ、重ね重ね御礼申し上げる。
今日は簡単なご案内で失礼する。締め切りに向かっての旅の途次のうえ。怖い顔をした編集者さんが「道草せずはやくしろ」と怒っていますのでまたの機会。ごきげんよ。
追伸 もしお時間があれば「仙台っこ」過去の表紙等をこのこのアドレスでご覧いただけます。今春号からは旅エッセイ「絵とせとら」も執筆しております。お立ち寄りください。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281684021/

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フォト

著書発売のお知らせ

  • 河北新報出版センターから『愉しくなくちゃ絵ではない』が発売されました。  ゆるかわの小鳥さん夫婦がヨーロッパの街をご案内します。 癒される一冊です。 著者/前田優光。

メルヘンの世界

  • 踊り(ハンガリー・国会議事堂)060925掲載。
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