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2015年2月26日 (木)

今日の朝撮り・「小さな夢」。

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昔皇居外周を散歩したことがある。東京を離れてからは行く機会もなくなった。いま小さな夢として皇居一周早朝ジョギングをすることだ。
上京するたび東京の朝を走ってはいるが、皇居近隣に泊まることがなくなかなか夢果たせずにいる。
昨日皇太子さまがそこを走られた。普段は赤坂御用地を走られているというが公道の皇居外周を走られたのは8年ぶり。警護で問題もあるんだろう。
驚いたのは一周5キロを27分台で走られている。私はスロージョギングなので、早足で歩く人に追い越されることしばしば。
それにしてもこれからは走るものにとって、もっとも気持ちのよい季節。今年も何度か上京を予定しているが、行くたび銀座・ライオンでジョッキを傾げているばかりではなく皇居ジョギングに切り替えたいものである。
絵・千住(東京)。

2015年2月24日 (火)

今日の朝撮り・「昔の名前で出ています」。

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今月末締め切りのエッセイに、なにを書こうか頭をかきむしっている。
前頭葉と海馬が錆び付いているため、なかなかアイデァが浮かばない。そんなときはジョギングをしたりストレッチをしたりラジオ体操をしたりと脳に刺激を与え作動するのを待っている。
最後は古いネタ帳をひっくり返し、なにかないかと物色。すると古びたファイルからポトリと落ちたものがある。黄ばんだペラペラの用紙だ。
なんと時代錯誤の内容のものが書かれてるのに、おお俺は鎖国時代に生まれたのかとつい思った。
30年前、国家公務員は日本を出て海を渡るときは「海外渡航承認書」というものをカミのモノからもらわないと自由に海外に行くことができなかったのだ。
いやはやすごい時代を私は過ごしてきたものだと、いまさらながら時の流れに触れた朝撮りでもある。時は過ぎても精神年齢はいまだ進化していないのはなぜだ。

2015年2月22日 (日)

今日の朝撮り・「芭蕉はアーティスト」。

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週末、朝のジョギングをしながら聴くラジオが二つある。
土曜は文化講演会。日曜は古典購読「奥の細道 名句でたどるみちのくの旅」である。今朝は奥の細道も終盤の金沢が舞台。
解説佐藤勝明(和洋女子大副学長)さん、ナレーション加賀美幸子さん。解説の佐藤さんの話がとてもわかり易くついふむふむと頷いてしまう。
芭蕉人世最後のみちのくの旅は不易流行の旅でもあり、西行がたどった道を500年後訪ね歩く目的でもあった。
かの有名な『おくのほそ道』は日記にしてに日記にあらず。芭蕉の文章を読んでいると「うそぉ」と思うところが多くある。また随行した曽良の日記と照らし合わせると、そら見たかとばかり相違するところが随所にある。
でも芭蕉は決して嘘を書いたのではない。このおくのほそ道は記録ではなく立派な作品なのである。文章に膨らみをもたせ脚色を加えアートとして仕上げたのだ。芭蕉がこの旅を終えこの本を書くまでに3年もの時をやり過ごした。構想と推敲に時間を重ね熟成させたもである。
いつも私の師の言葉が思い浮かぶ。「絵は見えたものを上手に写しとるものじゃなく、心を描きなさい」。
北陸新幹線がまもなく開通する。芭蕉を訪ねる旅、夢が膨らむ。
絵・日本海。

2015年2月20日 (金)

今日の朝撮り・「春の便り」。

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絵は心のパスポートと。
絵はいろんな人との出会いを育んでくれる。そんな絵を通じて、田嶋陽子さんからお便りをいただいた。
私が何度かやっている画廊(銀座)に、田嶋さんの秘書がわざわざ足を運んでくれた、ということまで記されている。爽やかな初春の風にのって届いた一通に心温まる。
田嶋さんはTVでもおなじみ。最近はシャンソン歌手としてコンサート活動でも活躍している。70歳を過ぎてからは書も始めたという。今回その作品展「こもれる日々」が表参道で開かれる。
ピラミット型のアートの世界を嫌い裾野の広がったアートこそが本来の姿、ということにどこか通じるものがあった。
表参道は私が東京での初個展の場所でもあり興味深い。
TVの印象とはまったく違った心優しい田嶋さんの書の世界、覗いてみたい。
開催場所。表参道・ギャラリーコンセプト21。 平成27年3月5日〜11日まで。
詳細・㈱田嶋陽子女性学研究所 03−6264−0723。

2015年2月18日 (水)

今日の朝撮り・「雨水」。

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3月は忙しくなりそうなので、バレンタインでいただいたチョコレートをチョコチョコ頬張りながら日々絵に集中。
といっても筆が遅いので遅々として進まない。そんな悪循環がFacebookとsnsにも。なかなかアップできずにいる。
ふと外に目をやると、霙が降っている。
昨年の今頃は雪で閉口していたが今年はほとんど積もることもない。朝方うっすら雪化粧しても昼にはもうすっぴんという日が多い。
明日はもう「雨水」。降る雪も雨にかわり、深く積もった雪も融け始める季節へと変わる。
絵が進まない私にはいましばらく春はおわずけ。せめて絵だけでも明るいポルトガルの朝市を載せてみた。

2015年2月14日 (土)

今日の朝撮り・「寄り添う」。

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命の炎を燃やすように美しい絵を描いていた子供達のことを本で伝えている作家がいる。野村路子さんである。その野村さんからメールが届いた。
アウシュヴィッツ解放70周年記念式典に招待されポーランドにいってきたという内容であった。野村さんは、私と一緒東日本大震災で被災した子供達の支援活動を何度かしている。その子供達に描いていただいた絵が宇宙ステーションにあがったこともある。
今回の新聞記事で野村さんはこんなことを言っていた。「いままで何度か厳冬の中のアウシュヴィッツを訪ねたことがある。でも私はいつも誓っていることがある。凍えそうな寒さでも、そこでは決して寒いとは口にしない。私はここを離れればヒーターで暖まった車が待っている。ホテルに戻れば暖かい清潔なベットが待っている」。
少しでも一瞬でもその人達の心に寄り添ってあげようとする野村さんの言葉に、ふと目が覚める思いをした。
絵・被災地の子供達とお絵描きごっこ。

2015年2月12日 (木)

今日の朝撮り・「達観」。

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Amazonから本が届いた。その何冊かの中に先日文化講演会(NHK)で聴いた島内裕子著『徒然草をどう読むか(左右社)』がある。
徒然草といえば冒頭の「つれづれなるままに、日暮らしに硯にむかいて……」が有名だが、吉田兼好についてはほとんど知らない。その兼好を島内さんが「彼は最初から人生の達人では決してなかった。その彼が成熟していく過程がこの本の中に詰まっている」ということをわかりやく語っていたことに興味を覚えた。
本を開いてみて兼好が達観した文章に目が止まった。「花は盛に、月は隈なきをのみ 見るものかは……」。一部抜粋だが桜の花は満開だけが美しいのではない。月は満月だけが美しいのではないということを言っている。
そういえば我が心の師・安野光雅さんも言っていた。絵葉書にあるような景色は描きたくない。コピー機のような絵は描きたくない。何気ないところに美を見つけ心で描くことが大切。10年前食事した際に仰った言葉が、いまもって頭を駆け巡る。
絵・峠越え・月山印象。

2015年2月10日 (火)

今日の朝撮り・「ダイヤモンドダスト」。

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昨年の2月9日は、78年ぶりの大雪に見舞われた。
今朝は大雪とはならなかったが今冬最強の寒さに震え上がった。
若かった頃この寒さは私にとって干天の慈雨ならぬ干天の慈雪で、犬のように外を暴れまわっていた。
吐く息もすべて凍ってしまい、声さえ凍ってポッキリと折れるような寒さ。蔵王の中腹にあるホテルを飛び出し朝食前のひと滑りは何にも得難い天からの贈りものであった。
舞い上がるシュプールは朝日に煌き、宝石が空から降ってきたかのようであった。ダイヤモンドダストである。空気が乾燥し氷点下20度ちかくにもなると雪も固まらずパウダー状になるのである。
いまはこの寒さで動くのも億劫になり、ダイニングのダスト(ごみ)化している。

2015年2月 8日 (日)

今日の朝撮り・ピザとピサ。

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ときどき無性にピザが食べたくなり出かけたりする。仙台でも美味しい店が何件かある。がかつて「まいうー」と唸ったのはヴェスビィオ火山(イタリア・ナポリ)を眺めならが食べたマルゲリータ。いまでもあの味が口に残っている。
ピサはピザでもピサの斜塔。ピザ何枚重ねたらあの高さになるんだろうかと馬鹿げたことを考えたりしながら描いた絵がこれ。
倒壊を恐れ一時上ることが禁じられたが、2001年6月に修復され再開。その直後訪ねた。そこには上がろうとする観光客が長蛇の列をつくって取り巻いていた。
子供の頃から空を飛ぶ夢ばかりを見ていた私は、そこへは並ばず空想で空まで飛び上がった。できたのがこの絵である。
ブルーコメッツの「♫ブルー ブルー ブルー斜塔(シャットー)」と口づさみながら描いた。
絵・ピサの斜塔(イタリア・フィレンツェ)。

2015年2月 6日 (金)

今日の朝撮り・「朧月夜」。

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「♫ 菜の花畠に、入り日薄れ、見わたす山の端、霞ふかし 春風そよふく……」。ご存知『朧月夜』である。
なんでこの歌を引っ張りだしたかというと、今日の誕生花が菜の花という。小学生のころよく笛で練習したものだ。音感のない私などは、途中ピィーと音が外れ何度も吹き直した覚えがある。挙句の果て、唾液が笛先から流れ出す始末。
春先、プラハからブタペストに向かう途中霞がかった車窓に菜の花畑がうっすらと現れた。丁度そのへんでトイレタイムだったのでバスから降りると5、6羽の鶴が驚いて飛び立った。何周か旋回すると笛を吹くような鳴き声をあげ霞の中に消えていった。
 絵・プラハ郊外(チェコ)。

2015年2月 4日 (水)

今日の朝撮り・「立春とアーモンド」。

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今日は季節の分かれ目、立春。心躍る響きがあってどこかこの活字を見ると嬉しくなる。
春のヨーロッパに行くと白い花が咲いている樹木をよく見かける。当初桜かと思ったが、そうではないらしい。アーモンドの花である。日本の桜のように麗しさはないがどこか憂いを含んだそのシンプルさがいい。多くを語らず俳優でいえば高倉健のような花だ。
だからと言ってそれだけでは終わらない。のち実をつけアーモンドとしてその存在価値は大きい。ビタミンEとオレイン酸がたっぷり含んだアーモンドは老化防止そしてガンや生活習慣病を予防してくれる。
私の欠かせない食品であるが、アーモンドを食べているといつも彼女の目を思い出す。アーモンドの優しい目をした彼女の名はサリーという。コリー犬の彼女はすらりとした長い鼻に純白の清潔なエプロン姿がなんとも高貴にうつる。そのうえ忠誠心が強く実に賢かった。
アーモンドをぱくついているご主人はいまだ凡人そのまま。食べても食べてもアーモンド効果が現れないいる。
 
絵・アーモンドの花咲くころ(ポルトガルにて)。

2015年2月 1日 (日)

今日の朝撮り   「表現者」。

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今年も1ヶ月が経った。
「あと11ヶ月」、「まだ11ヶ月」という表現の仕方によって人間生き方が変わるという。
さてあなたは。
本日情報誌『仙台っこ』が店頭に並ぶ。今月の表紙はチェスキー・クルムロフ(プラハ)。中のエッセイはパリでの思い出を書かせていただいた。
世界各地で大きな事件が多発し、のんきなことを書いていることにどこか後ろめたいものがあるが、「あと11ヶ月、まだ11ヶ月」同様、後ろ向きにも前向きにもとらえられる。
美しいモノを「見る聞く」ことによって人間心が穏やかになるものと信じている。私は私のありのままの表現をしたく考えている。
そんな表現者の末席にいながらも、なにか人のためになればといつも心に念じている。

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