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2018年3月25日 (日)

今日の朝撮り「教育はアートだ」

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埼玉の友人から便箋2枚びっしりに綴られた手紙が届いた。メールアドレスを持っていながらあえて手紙である。

教育研究者の大田堯さんを追ったドキュメント映画「かすかな光り」が仙台市郊外「にしぴりかの美術館」でやっている。それを是非観て欲しいという内容の手紙であった。

大田堯さんは現在100歳。映画は92歳の時のもの。真の教育とは、と各地を講演活動などで回られているがその姿はかくしゃくとして言葉一つ一つに吸い込まれていく。

観終えて手紙を下さった彼女の熱い思いがわかった。彼女の友人の子供さんが障害者であった。亡くなったあとお母さんが絵本として形に残した。それを読んだ教育学者の大田堯さんが感動し、亡くなった子供さんの入っていた施設を訪ねたのである。そこで大田さんは新しいことに気づかせられる。映画でもこれを取りあれられていた。

教育とは「教え育つのではなく自ら育つ 違っていいのではなく違っている。だから教育はマニュアルではなくアートだ!」と。

大田さんは講演会の中で、よく「はらぺこあおむし」の絵本を使う。この絵本には森羅万象が含まれている。

私ごとながら5月、小さな小さなトークをさせて頂く。題名が「絵本の力」。児童書は本を読めない子供が読むものではない。その本の中には人生の大事なものが盛り込まれている。教育のあり方を改めて手紙を下さった彼女に教えられ大田堯さんのすごさに震えたった。

映画上映3月25日まで。にしぴりかの美術館(宮城県大和町吉岡)。

2018年3月22日 (木)

今日の朝撮り「祈りの四国 写真展」

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新聞の切り抜きを整理をしていると、気になる記事に手が止まった。

「お遍路姿 被災地へ」という写真展だ。お遍路さんを撮った写真展と言ってしまえばそれまでだが、写真家の野沢さんの写真に向かう姿勢が素晴らしい。

コピーライターやイベントの企画関係の仕事していたのだが、東日本大震災を機に全てを捨て、66歳にして写真家に。残りの人生をお遍路に絞り仙台から四国へと移住。

芸術にお金を取るなどはしたくないということで、真摯に被写体に向き合う気骨の持ち主。3年間で10万キロ、一連のコースを60周し5万枚撮ったという。

1カット撮るのに50時間もそん場で粘った写真など、どれをとっても力のこもった作品ばかり(70点を展示)。

最終日4時間前に会場に滑り込み、2時間ほど見入ってしまった。この写真展初めてというが、ひっきりなしに訪れるお客さん。作家の真摯な生き方と神聖な空間で、なんとも心和む時間を過ごさせていただいた。

写真・会場でパネルのアップ写真を撮らせていただいたが、肖像権の関係上遠目のカットのみアップさせていただいた。

2018年3月11日 (日)

今日の朝撮り「当たり前が宝物」

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3月11日は未曾有の大地震が起きた忘れられない日。

午後2時46分その悲劇は起きた。私が預言者であったらという夢をみた。

当日午前「今なら間に合うから逃げなさい」と何度も呟いていた。

防波堤を乗り越え船が空から降っきた。車がおもちゃのように波の上をぷかぷか流れていく。その映像はあまりにもショックであった。

2年もすると、世界中が東京オリンピックで湧き立つ。すっかり忘れ去られるのが怖い。

震災直後は、被災地を何度かバイクで周った。鎮魂の旅である。写真はその時のもの。「人間は忘れる動物」というものの、どんな高い堤防を作ろうが自然には逆らえない。それには一人ひとり自然の怖さを忘れないことだ。

当時生まれた子どもさんはもう7歳になる。知らないことを語れと言っても語れない。それは体験した人、知った人がいつも意識し忘れないようにと伝えなければならないのだ。危機管理をいつも持っていることが大事なのだ。

目を覆ってしまいたくなるが、避けて前には進まない。

当たり前に慣れっこになってしまったことが、それは「宝」なのだということをもう一度思い出す節目の日でもある。

2018年3月 6日 (火)

今日の朝撮り「啓蟄」

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昨日所用で街に出ると、偶然にも何人かの知りに合った。大人の情報誌「りらく」に載っている貴方の震災の話よかったね、と声をかけられた。

連載している本誌は早いもので3年目を迎えるが、震災の年は地元の新聞で連載をしていた。そんなことから東日本大地震は、未だ記憶の中に沢山詰まっている。

間も無く7年を迎える。見かけは復興しているようだが、被災者の心の中は未だ当時のままだ。またシンドローム症候群そしてサバイバルギルドで悩んでいる人がまだまだ沢山いることを知って欲しい。

今日は啓蟄。暦上は虫が這い出てくるほど良き季節を迎えるが、腹の虫も収まらない人も沢山おられるに違いない。震災特集のテレビを見るたび、花粉症ではないが鼻水と涙で湿ってしまう。

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